ガーデニングを始めるのに、一番最初に悩むのがグランドカバーです。
植物との隙間を埋めてくれ、雑草予防としてもグランドカバーは大活躍します。
グランドカバーの王道として芝生がありますが、「手入れや管理が大変」「人工的で好きじゃない」「チクチクして痛い」というように育てるのに難を示す人が多いのも事実。
今回は芝生よりも手入れや管理が簡単で、繁殖力も旺盛なおすすめのグランドカバーをご紹介していきます。
ディコンドラ
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ディコンドラは、初心者でも簡単に育てられるグランドカバーにおすすめの植物です。
冬の時期には茶色くなり、葉を落として根で越冬します。
春のあたたかい時期になると再び可愛らしい丸い葉を伸ばして、一面を緑色に覆ってくれる優秀な多年草です。
また、ディコンドラには緑色の葉を楽しめる種類と、シルバーリーフとしても活躍する品種があります。
緑の葉のディコンドラは水気が多く湿った環境を好み、逆にシルバーリーフの方は乾燥を好む傾向にあります。
シルバーリーフの方が生育が遅めなので、他の植物との間を這わせたり、隙間を埋めたりするのをおすすめします。
緑の葉のディコンドラは、広い場所に植えてあげるといいでしょう。
生育旺盛なので、手間もかからずにあっという間に一面を緑に覆ってくれるますよ。
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ヒメイワダレソウ(リッピア)
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ヒメイワダレソウ、別名リッピアは、和風な家にも合うグランドカバーにもぴったりな植物です。
コロンとした小さい花を春から秋にかけて咲かせてくれます。
白やピンクの花色があるので、好みの色のヒメイワダレソウを選んでみてくださいね。
ヒメイワダレソウを日がよく当たるところに植えるのが、上手に育てるコツです。
基本的には日陰でも日向でもよく育ちますが、日向の方が光合成も盛んで花もしっかりと咲いてくれます。
冬には地上部が枯れますが、春になるとまた芽吹くので心配はいりません。
ほったらかしでも元気に育ってくれるので、あまり手間をかけられない人でも簡単に育てることができますよ。
クラピア
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クラピアは、ヒメイワダレソウから品種改良された新たな植物です。
ヒメイワダレソウとの大きな違いは、タネができないことにあります。
タネが飛散して他の場所で増えることもなく、安心して育てることができますよ。
芝生を圧倒するほどの勢いで地面を覆い尽くすので、雑草防止、グランドカバーにも最適です。
足で踏まれても全く問題なく成長します。
育てるうえで注意するポイントですが、その生命力の強さから他の植物を駆逐してしまうので混植することは避けてください。
草丈がこんもりとしてきたら、刈り込みをしてあげるといいですよ。
プラティア
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プラティアは、星のような形の白や青の花を咲かせる可憐なグランドカバーです。
花期は5月から秋までと長く楽しむことができるので、グランドカバーとともに花も楽しみたい方におすすめです。
他のグランドカバー同様、育てやすく管理する手間もほとんどかからないところが最大の魅力です。
耐寒性も強くマイナス5度くらいまでは耐えることができ、冬でも霜が降りないようなところでは緑の葉を楽しむことができます。
葉を落として茶色くなってしまっても、根で冬を越せるので問題はありません。
株分けでも簡単に増やすことができるので、鉢に植えたり、ハンギングにするにもおすすめです。
小さな花と枝垂れる葉が爽やかに庭を飾ってくれますよ。
グリーピングタイム
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グリーピングタイムは、年に一度4〜6月ごろに一斉にピンクのような紫色の花を咲かせます。
見応えも圧巻なので、道ゆく人々が足を止めるほどです。
ハーブの一種でもあるので、踏むと爽やかな香りを楽しめます。
生命力も強く、剪定した枝を他の場所に植えるだけでも根付いてしまうほど。
簡単に増やすことができるので、グランドカバーにも抜群の植物と言えます。
デメリットとしては、開花後の姿が美しくないところ。蒸れにも弱いので、梅雨の時期に黒ずんでしまうこともしばしば。
開花後や梅雨の時期にはバッサリと剪定をしてあげることで、風通しもよくなり枝をしっかり伸ばしてくれますよ。
上手に育てるコツは、よく日の当たるところで、乾燥気味に育ててあげることです。
水やりは植え付けの時にこまめにあげるだけで、根付いたあとは水やりをしなくても降雨だけで育てることができますよ。
まとめ
今回ご紹介した植物は全て、ガーデニング初心者にも失敗することなく簡単に育てることができます。
芝とは違い、水やりや刈り込みといった面倒な手間もほとんど必要ありません。
成長スピードも早いので一面をカーペット状に覆い、雑草が生える隙間もなくしてくれるでしょう。
よりナチュラルで自然な景観を手軽に楽しみたい方は、ご紹介した植物をグランドカバーに取り入れてみてくださいね!