フェンスを有効活用!つる性植物おすすめ5選

お庭を華やかにするアイテムの一つにフェンスの存在があります。

最近では、アイアンやウッドなど様々な素材やオシャレなデザインが流通していますよね。

インターネットでも手軽に購入できます。

これらのフェンスは単に目隠しや仕切りとして活用するだけでなく、
ハンギングバスケットを掛ける以外にも、つる性の植物を絡ませて楽しむ方法もあります。

フェンスを活用して新たな植物の空間を作り出してみませんか?

今回はフェンスに絡ませることができる、つる性植物を5つご紹介します。

ハニーサックル

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北海道南部でも越冬することができる常緑性の低木です。

ハニーサックルの和名は「スイカズラ」。

この名前の方が一般的に浸透しているかもしれませんね。

日本では20以上もの種類があり、
5月~10月にかけてオレンジ、赤、白などの様々な色の花を咲かせます。

4~5㎝の筒状の花の形で、花の中にある大量の蜜が甘いフローラルの香りを発します。

ハニーサックルから作られた精油は古くから多くの人に愛されてきました。

繁殖力が強いので1~2月が剪定の適期ですが、あまりにも増えすぎた時などはこの時期でなくてもどんどん剪定して構いません。

花付きを良くするために、一年を通して日光のよくあたる場所で栽培しましょう。

乾燥に弱い特徴がありますが、
加湿も嫌いますので土やハニーサックルの状態をよく観察しながら水やりをすることがポイントです。

蜜に吸い寄せられてきた蜂に注意してくださいね。

つるバラ

つるバラは、春に一度開花する「一季咲き性」と春以外にも何度か花を咲かせる「返り咲き性」の2つに分けられます。

肥料やりが必要なことと病害虫にかかりやすいことから、
つるバラを育てるにはガーデニングの経験がある程度ある方がよいでしょう。

育てる上で一番大事なことは12月頃が適期とされる剪定作業。

開花期以外の生長期に伸びたシュート(つる)には翌年花がつくので、必ず古い枝は切り落としてくださいね。

また、伸びたつるが自分からフェンスなどに絡みつく性質を持ち合わせていないため、つるの誘引も必要です。

剪定と同じ12月頃に、伸びたシュートを50㎝間隔で針金や紐で固定しましょう。

誘引のポイントは水平に導いてあげること。

水平に伸ばしたつるから花を咲かせる枝が上に向かって伸びていきます。

つるバラの肥料不足を避けるために、液体肥料以外にも緩効性固形肥料を与えることも忘れずにおこないましょう。

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クレマチス

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クレマチスは、品種によって年に1回咲く「一季咲き」と何度か花を咲かせる「四季咲き」に分けられます。

寒さにある程度強く、赤、白、ピンク、黒、茶など花色も沢山あり、ガーデニング初心者でも育てやすいつる性植物です。

葉と枝の間の「葉柄」の部分が他のものに絡みながら生長する特徴があります。

そのため、フェンスだけでなく鉢植えで支柱に絡ませたり、パーゴラや樹木、トレリスなどに絡ませたりして育てることもできるので、
狭い場所でも立体的空間を生み出すことが可能です。

半日以上日光が当たり、風通しの良い環境、水はけと保水性のある土を好みます。

地植えの場合は、乾燥が続かない限りは降雨のみで育ちますが、鉢植えと同様に水切れを嫌いますので、
特に蕾から開花中はよく様子を見ながら、与えるときは充分な水やりを行ってくださいね。

ハーデンベルギア

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マメ科の常緑低木で、花径1㎝くらいの胡蝶蘭のような花を3月~4月にかけて咲かせます。

花色は紫が多く見られますが、他にもピンク、白、複色などの種類があります。

2m以上も伸びるツルは誘引が必要です。

つる自体は細くても丈夫にできているのでしっかりとトレリスやフェンスに巻き付きますよ。

-3℃くらいまでの耐寒性を持ち合わせているので、関東地方より西の地域で越冬することが可能です。

日当たりと風通しのよい環境、腐葉土が入ったふかふかの柔らかい土を好みます。

病害虫にもかかりにくいので、栽培管理は比較的楽な方だと言えるでしょう。

挿し木で増やすことができるので、切り取った枝を鉢植えなどで再び増やしていくこともできますよ。

沢山咲かせる小さな花とこんもりと育った葉や枝で、華やかな空間が生まれます。

テイカカズラ

キョウチクトウ科の常緑つる性植物です。

5月~6月に甘い香りがする小さな白い花を咲かせますが、花だけでなく葉も楽しむことができます。

半日陰など少しの日光が当たれば充分に育てることが可能。

湿度のある環境を好む傾向がありますが、水はけの良い土に植えましょう。

肥料を施す必要はなく、病害虫の心配も特にありません。

生長がとても早いのが特徴ですが、伸びすぎたつるを開花後の早い時期に剪定する程度で充分です。

また、フェンスの地際にあるつるは全部とりのぞいてしまって構いません。

太いつるを数本残しておく位でとどめておきましょう。

寒さに弱いので、関東より西の地域での栽培をおすすめします。

花の時期以外にも、上に向かって伸びるつるは立派なグリーンカーテンとして活躍します。

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まとめ

限らせた場所でも、フェンスが一つあるだけでつる性植物を絡ませるとガーデニングスペースを増やすことができます。

また反対に広いスペースであれば、ぐんぐん伸びる植物を植えると立体的で華やかな緑の空間を作りだすことが可能です。

お住まいの地域の気候や周りの植物との相性を考えて、お気に入りのつる性植物を見つけてくださいね。

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