ガーデニングで暮らしを豊かに!初心者でも育てやすいハーブ5選

古くはメソポタミア時代から使われていたとされるハーブ。
今や私たちの生活に馴染み深い存在ですが、その歴史は紀元前から始まり、時代を経ながら色々な使われ方が研究されてきました。
一般家庭のガーデニングでハーブを楽しむなら、栽培が簡単で手軽に利用できるものがいいですよね。
今回は、初心者でも育てやすいハーブを5つに絞ってご紹介します。

チャイブ

この投稿をInstagramで見る

#明日花咲かも#楽しみの一つだったなぁ💕 #チャイブ

神田農園さん(@kanda.nouen)がシェアした投稿 –

5~7月にかけて薄紫色の花を群生して咲かせる「チャイブ」は、ネギ科に属する多年草ハーブ。
草丈は約30㎝で園芸用や観賞用として育てるなら、グランドカバーや花壇の縁取りとして活用することができます。
好む栽培環境は、弱アルカリの肥沃な土壌と日当たりの良い場所。
夏の強い日光は少し苦手なので、夏場は日光を少し遮る工夫をすると、葉がかたくならずにすみますよ。
環境に問題がなければどんどん育ちますので、株が密集してきたら株分けをするとよいでしょう。
チャイブを食用として利用するなら、主に葉の部分を使用します。
用途はサラダやお茶、卵料理など。
チャイブはネギ科の仲間なので、ネギや玉ねぎのような香りを放ちます。
収穫のポイントは、株元から2~3㎝を使用し、早めに花を摘み取っておくこと。花が咲くと葉がかたくなるので注意してくださいね。

タイム

葉柄を食材として使える「タイム」は、フランス料理で大活躍のハーブです。
多くの調理法や食材にマッチし、消毒効果も期待できることからタイムのハーブティは、うがい薬として使われることもあるようです。
好む環境は、水はけの良い乾燥気味の気候。
反対に高温多湿は好まず、株が混み合うと弱ることがあるので注意しましょう。
耐寒性に優れ、冬は雪の下でも耐える力があるので、寒い地方でも心配なく育てることができますよ。
地植えにすればほぼ水やりの必要はなく、肥料や病害虫の心配も必要なし。
蒸れを防ぐために、様子を見ながら定期的に刈り込みを行えば、初心者でも簡単に育てることができます。
一口にタイムと言ってもその種類は数百もあると言われており、食材に利用するなら「コモンタイム」が適しています。
また、園芸用にするなら「立性」または「ほふく性」の2種類があるので好みを考えて選ぶとよいでしょう。

フェンネル

「ウイキョウ」の別名を持つフェンネルは、最大約2mにも伸びる草丈とアスパラガスのような細かい葉が特徴です。
ハーブの中でも大きな部類に属すので、鉢植えよりも地植えで育てるほうが適しています。
また、地植えの場合も株間約50㎝を確保し、風にあたる場合は支柱を添えると安心でしょう。
低温で多湿・高温で乾燥した環境を苦手としますので、水はけと日光のあたる場所に植えましょう。
甘味と苦みを持ち合わせたフェンネルは、主に葉・種・茎の根元を食用として使うことが可能。
葉は香り付け、種はスパイス、根元は炒め物など多様に活用することができますよ。
観賞用として植えるなら「ブロンズフェンネル」がおすすめ。
他のフェンネルと同様に黄色の花を咲かせますが、葉が銅緑色(ブロンズ色)なので庭のアクセントとして活用するとよいでしょう。

ラベンダー

「ラベンダー」と言えば、一面に広がるラベンダー畑を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
ラベンダーは鉢植え・地植え共に育てることができる多年草ハーブ。
独特の良い香りがリラックス効果をもたらすとされており、ポプリや精油の原料として多く利用されています。
種から植えることもできますが、苗を購入して植え付ける方が楽に育てることができますよ。
地植えの際の注意点は植える場所。
移植を嫌いますので、育てる場所は長年利用できる場所を選ぶとよいでしょう。西日が当たる場所は避け、日光・風通し・水はけの良い環境を選んでください。品種にもよりますが、収穫のタイミングは花穂が3~5輪開いたとき。
開花するに従って香りが流れてしまうので、早めの収穫を心がけるとよいでしょう。
収穫後はドライフラワー・ラベンダースティック・ポプリなどにして独特の香りを楽しみましょう。

ルバーブ

この投稿をInstagramで見る

我が家の畑で、一番早い収穫🌿 ✨ルバーブ✨ フキに似ていますが、和名で食用大黄とも言われます。 食物繊維とカリウムが豊富で、便秘と浮腫の解消効果があります。 酸味があり、ビタミンCカルシウムも含まれ、茎の赤さはアントシアニンが豊富✨✨✨ 美肌効果、抗酸化作用もあり、女性の強い味方です💖 もう20年以上前に、種から植え転居の時は植え替えたり、実家に株分けして保管してもらい現在に至り絶やさず育てています。 我が家では、ジャムばかりで今朝からヨーグルトのお供です😋砂糖をまぶしタルトにも使われます🍰 #ルバーブ #食用大黄 #抗酸化作用 #カリウム #食物繊維 #カルシウム #ビタミンC #アントシアニン #アンチエイジング #家庭菜園

のりこさん(@noriko35alok)がシェアした投稿 –

赤い茎と大きな葉が特徴の「ルバーブ」は、アイスティー・ジャム・マフィン・ケーキなどに使われているシベリア地方原産のハーブです。
種は発芽力が強いのですが栽培難易度が高いので、苗を購入して育てた方がよいでしょう。
また、株は大きく生長するので鉢植えよりも地植えの方が適しています。
直射日光のあたらない日当たり、風通しのよい場所を好み、多湿を嫌うので可能であれば畝を作って植え付けるとよいでしょう。
ルバーブは涼しい気候に適しているので、関東地方より北では年に2回収穫できますが、関東以南の場合は年に1回の収穫が限度です。
1年目は株の充実をはかり、収穫は2年目以降。
その後は、4~5年間続けて収穫することができます。
収穫適期は5~6月。
葉柄(茎と葉を繋いでいる部分)が30㎝以上になったら付け根から清潔なハサミを使って切り取りましょう。
葉には毒素が含まれているので決して利用せず、4年目以降に株が細くなってきたら、株分けをして植え替えをしましょう。

ハーブの用途は種類によってさまざまです。
収穫して調理などに使わなくても、単に観賞用として楽しむこともできます。
どのような品種があるのかよく調べてみると、一段とハーブの奥深さを実感することができるでしょう。

Tagged : / / / /

暑さに強い夏の花を育てよう!夏の代表的な花【6選】

夏の暑さに負けることなく、花を咲かせる代表的な夏の花を6選ご紹介していきます。
花壇や庭に夏ならではの花を植えてみましょう!

1.ヒマワリ

夏の代表的な花といえば、ヒマワリを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
高く生長し、大きな花を咲かせるヒマワリは、一株だけでもインパクト抜群!育てやすいので種から子供と一緒に育てるのもおすすめですよ。

ヒマワリを大きく丈夫に育てるには、一日を通して日光に当たる場所で育てることがポイントになります。
また、花が大きくなってくると、重みや風で倒れてしまうこともあるため、支柱を立ててあげることが必要です。

ヒマワリの花が咲き終わったあとは、種を収穫して翌年も育てられるよう保管しておきましょう!
ヒマワリは大きい種類のものだけでなく、コンパクトに育てられる小型のヒマワリもあるので、小さなスペースでもヒマワリを育てることができますよ。
ぜひ、夏の代表的なヒマワリの花を育ててみてくださいね!

2.サルビア

サルビアも夏の代表的な花として有名です。
真っ赤に花壇を彩るサルビアの姿は、幼い頃から目にする機会がありましたよね?
赤いサルビアも素敵ですが、夏の花壇に清涼感を与えてくれるブルーサルビアも魅力があります。
運が良ければ冬を越して翌年の夏にも再びブルーサルビアの花を見ることができるかもしれませんよ。

サルビアは開花期が長く、夏の間も絶え間なく花を咲かせてくれます。
花を長い間咲かせ続けるには、追肥が不可欠
ゆっくりと長く効く緩効性肥料を1ヶ月に1回施します。
リン酸は花を咲かせるのに必要な栄養素なので、サルビアが養分不足を起こさないよう、追肥でサポートしてあげましょう。

赤いサルビアやブルーサルビアをご紹介しましたが、他にもピンクや紫、アンティークな色合いのサルビアもあります。
お気に入りのサルビアを見つけて、夏の花壇を彩りましょう!

3.ペチュニア

夏の花壇の女王とも呼ばれるペチュニア。
ペチュニアが支持されるいくつかの理由として、花色の豊富さ、花付きのよさ、乾燥に強い、開花期が長いといったメリットが挙げられます。
誰でも簡単に育てられるといったことも、人気の秘訣でしょう。

ペチュニアは育てやすい花ですが、長く綺麗に咲かせるには少しコツがいります。
まずは、肥料切れを起こさないよう、開花中は追肥を与えること。
そして、咲き終わった花は種をつけないよう、花がら摘みをすること。
花が一通り満開になったら、切り戻し剪定をすることです。
特に、切り戻し剪定をするかしないかで、後半になるに連れて中心部がスカスカになってしまい、見た目が大きく変わってしまいます。

育てやすい夏の代表的な花でも、しっかりと手入れをし、花壇をペチュニアの花でいっぱいにしてみてくださいね!

4.インパチェンス

この投稿をInstagramで見る

❁ 夏花壇の主役の一つ、インパチェンス😄 . 3月に苗を植えて▶︎▶︎4月頃こんなに小さかった株も(写真2枚目)▶︎▶︎1ヶ月後にはこんなに大きくなりました(写真3枚目)✨ 大きくなってきたのでビニールハウスからお外にお引越し🌞 花壇などに植えたらもっとこんもりと成長し、たくさんの花を咲かせてくれます♡ ・ ・ ・ #インパチェンス #成長 #グリーンハウス市川 #お花屋さん #生産販売 #お花 #切り花 #苗物 #アレンジ #花束 #野菜 #新鮮 #直売 #野菜自販機 #農業女子 #農家 #園芸 #地産地消 #JA直売所 #神奈川県 #座間市 #flowershop #flower #Impatiens #vegetable #agriculture #farmer #kanagawa #zama

Ichikawa_(n.e)さん(@greenhouse__i)がシェアした投稿 –

パッとした色合いが目を引くインパチェンス。
他の夏の代表的な花と少し違うのは、耐陰性があるというところ。
こんもりと茂るように咲いてくれるので、見た目も綺麗にまとまりまり、ガーデナーにとっては嬉しい夏の代表的な花です。
高温多湿の環境に屈せずよく育ち、次々と花を咲かせてくれます。

インパチェンスは水不足になると、葉や茎が下向きに萎れてくるので、水不足のサインを見逃さないようにしましょう。
花は咲き終わると自然に落ちていきますが、葉や茎にくっつくと、灰色かび病を発生させてしまう原因となります。
落ちた花びらは取り除き、風通しをよくして育てましょう。

インパチェンスはカリフォルニアローズと呼ばれる、バラのように花を咲かせる種類が特に人気。
ぜひインパチェンスをこの夏に迎えて、たくさんの花を咲かせてみましょう!

5.ニチニチソウ

夏の代表的な花として、乾燥に強いニチニチソウも人気です。
硬い雰囲気を持つ葉に、可愛らしい花をつけるニチニチソウ。
和テイストな庭や花壇にもおすすめしたい夏の花です。

ニチニチソウを育てるうえで注意してもらいたいポイントは、直根性の根を持つということ。
直根性の性質を持つ植物は、根を痛めてしまうとそのまま生長がストップしてしまいます。
植え付ける時はなるべく根を触らないよう、根鉢を崩さずに植え付けるといいでしょう。

小輪タイプの花を散らすように咲くフェアリースターは、可愛らしくて可憐なイメージ。
好みにあったニチニチソウを選んで植えてみてくださいね。
ニチニチソウは手入れが簡単なので、ガーデニング初心者にも育てやすい花ですよ!

6.アサガオ

親しみがあるアサガオの花は、夏の代表的な花のひとつ。
窓から入る直射日光を遮る緑のカーテンとして育てられることもあります。
家の中から緑と花を見ることができるなんて風情がありますよね。

アサガオは種から育てることができるので、プランターに直播をし、つるが伸びてきたら誘引していきましょう。
アサガオは摘心をすることで脇芽がたくさん出てきます。
しかし、脇芽が多すぎるとつるの生長が悪くなるため、調節しながらつるを伸ばしていきましょう

夏の朝が楽しみになるアサガオの花を育てて、清涼感を感じてみてはいかがでしょうか?
花色も豊富なので、気に入った種類のアサガオを種から育ててみてくださいね。

7.まとめ

今回は夏の代表的な花を6選ご紹介しました。興味を惹かれる花はありましたか?

夏に大輪の花を咲かせるヒマワリ。
夏の間長く咲き続けるサルビアとペチュニア。
耐陰性があるインパチェンス。
乾燥に強いニチニチソウ。
清涼感たっぷりのアサガオ。
どれも夏の花としての魅力がたっぷり!

ぜひ夏の代表的な花を育てて、花いっぱいの庭づくりを目指しましょう!

Tagged : / / /