4月〜6月くらいまでの間は、バラの新苗が出回る時期です。
新苗はもっとも低価格でバラを購入できるのがメリット。
ぜひこの機会につるバラを購入して育ててみませんか?
こちらの記事では初心者でも簡単に育てられるおすすめのつるバラをご紹介します。
選び方のポイントも解説するので、お気入りのつるバラを見つけて、見事な花を咲かせてみましょう。
1.【育てやすくて美しい】つるバラのおすすめ品種6選
育てやすいバラは、病害虫に強いとされる強健種がおすすめです。
それではおすすめのバラを見ていきましょう。
1-1.ピエール・ドゥ・ロンサール
ピエール・ドゥ・ロンサールは世界中で多くの人々から愛されている大人気のつるバラです。
1985年にフランスから作出され、殿堂入りも果たしています。
大輪のカップ咲きと白とピンクの色合いがとても華やか。
生育旺盛で花付きも非常に優れていることから、初心者でも簡単に育てられるつるバラです。
樹高は4mにもなるので、壁面仕立てもおすすめ。
アーチやトレリスに誘引すれば、ゴージャスな雰囲気を作り出してくれれるでしょう。
1-2.つるアイスバーグ
白いつるバラでもっとも人気な品種がつるアイスバーグ。
ホワイトガーデンを作りたい方にはぜひ選んで欲しいつるバラです。
特長は花付きの良さと、トゲの少なさがポイント。
開花時期には周囲を圧倒するような花数で、一面を覆い尽くしてくれるでしょう。
トゲが少ないと日々の手入れや誘引、剪定のときなど、さまざまな面で助かることが育てやすい点としてあげられます。
つるアイスバーグも非常に樹高が高くなり、樹勢が強い品種なので、壁面仕立て、アーチ、トレリスに絡ませて大きく育てましょう。
1-3.アンジェラ
花付きの良さで他を圧倒するアンジェラ。
濃いピンク色の花色なので、ガーデンにロマンチックな雰囲気を作り出すことができます。
アンジェラの花は中輪のカップ咲き。房咲きと呼ばれる咲き方で、枝先に5輪以上の花を付けます。
日本では大きく生長しますが、本来はブッシュ樹形(木立性で誘引をしなくても自立する種類)なので、アーチやトレリスだけでなく、低いフェンスにも這わせられます。
1-4.つるサマースノー
つるサマースノーもホワイトガーデンにはもってこいのつるバラです。
花弁が波打つような形をしており、清楚なイメージを連想させます。
アンジェラ同様、房咲きタイプなので、花付きがよく一面を真っ白に覆ってくれるでしょう。
返り咲きなので、夏や秋にも花が少し咲きます。
また、トゲがほとんどないのも育てる側にとって嬉しいメリットですね。
枝がしなるので誘引がしやすく、初心者でも扱いやすいつるバラでしょう。
1-5.グラハムトーマス
黄色のつるバラなら、殿堂入りをしたグラハムトーマスがおすすめです。
鮮やかな黄色で、庭の雰囲気を明るく魅力的にしてくれます。
グラハムトーマスは、生育が旺盛で病害虫にも強い強健種。
初心者でも大きく育てられるつるバラです。
アーチやパーゴラ、トレリスに誘引すると、輝かしい庭のアクセントとなるでしょう。
ゆったりと育てられる場所に植えて、株を大きく育ててくださいね。
1-6.バフビューティー
バフビューティーはアプリコットの花色が個性的で人気の高いつるバラです。
返り咲きをするので、秋に花が見られるのもメリットですね。
育てやすい点としては、病害虫に強く、トゲが少ないことがあげられます。
横張りに育つので、フェンスに誘引するのがおすすめ。
花の重みでうつむくように咲く姿はとても可愛らしいです。
アプリコットの花色が好きな方は、ぜひお庭に迎えてみましょう。
2.新苗の選び方は?
新苗を選ぶとき、「どれを選んだらいいんだろう?」と疑問に思う方は多いと思います。
やはり、良い苗は植えた後の生長がよく、病害虫の有無でも大きく左右します。
次は、新苗の選び方についてご紹介していきます。
2-1.充実している株を選ぼう
良い新苗は葉が下からもしっかり付いていて、節と節の間隔が狭い特徴を持ちます。
また、他の新苗と比べて枝が太いものを選ぶことも大切です。
充実している株は生育が良好であることを意味するので、しっかり見極めましょう。
2-2.病気や害虫の被害がないか確認しよう
新苗の中には、病気や害虫の被害にあっているものもあります。
理想的な新苗は、全体の葉が濃い緑色をしているもの。
葉をチェックし、色が黄色くなっていないか、黒い斑点はないか、葉の裏側に虫がいないかなど、よく観察してから選んでください。
3.まとめ
今回はつるバラのおすすめの種類をご紹介しました。
「つるバラを育てるのは難しい」と耳にすることもありますが、初心者でも育てやすい種類を選ぶことで、誰でも簡単に育てられるようになります。
花付きがいい種類なら、咲いたときの美しさは圧巻です。
良い新苗を選び、愛情をかけて育てて、翌年の開花を楽しみに待ちましょう。