暑い日が続き、ベランダや庭でさまざまな花が咲き誇る8月。
これからは普段のお手入れをしながら、秋以降に花を咲かせる球根や苗の選定をする方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、8月以降に植え付けができる植物を7つご紹介していきます。
参考にしてくださいね。
1 ビオラ・パンジー
ビオラやパンジーは、秋から春の長い期間にわたって開花が楽しめる植物です。
そのため、殺風景になりがちな秋以降の庭やベランダの雰囲気を明るくしてくれる存在となるでしょう。
ビオラやパンジーを種から育てるなら8月から9月が適期。
ただし気温が高すぎると、発芽がうまくいかない場合があります。
上手に発芽させるためには、湿らせたキッチンペーパーの上に種を置いて、上からラップをかけ、冷蔵庫の中に1週間ぐらい保存してから培養土に植えましょう。
苗は10月以降にホームセンターなどで流通がはじまりますので、楽に植え付けをするなら苗を活用してもよいでしょう。
2 サフラン
クロッカスの仲間のサフランは、黄色の雄しべと赤い雌しべ、紫の花びらの組み合わせが特徴の植物です。
クロッカスといえば春を連想しますが、サフランは10月中旬から12月上旬が開花時期。
草丈は高くても15センチほどなので、地植えはもちろん、鉢植えにしてベランダの狭い場所でも育てられます。
球根の流通は7月以降、植え付けは8月~9月に日当たりと排水性のよい場所におこないましょう。
サフランは分球して増やすことができます。
小ぶりの球根を大きく育てたいなら、植え付け後、出てきた蕾を取って球根の養成につとめましょう。
3 コルチカム
コルチカムは耐暑性、耐寒性、耐乾性に優れているため、初心者でもほぼ失敗なく育てられる球根植物です。
放置していても、球根の中にある栄養分だけで花を咲かせることもできるほど強い生命力を持ち合わせています。
コルチカムはそんな強い性質に反して、見た目は華奢で可愛らしい花を咲かせる点が魅力。
花色は、黄・ピンク・白・紫などがあります。
コルチカムの植え付けは遅くても10月下旬くらいまで。
翌年6月ころになると休眠に入るので、球根が混み合っているようであれば掘り上げて植え替えをしてあげましょう。
4 オキザリス
カタバミ科に属するオキザリスは、秋咲き以外にも冬咲き・春咲き・四季咲きなど、いろいろな種類が存在します。
オキザリスの特徴は、日光に当たることによって花が開花するという点にあります。
つまり弱い日光しか当たらない場所では、蕾がひらかない場合があるので場所選びには注意が必要です。
秋咲きのオキザリスは地植えもできますが、耐寒性のなさや日光の当たり具合を考えて、移動ができる鉢植えがおすすめ。
園芸品種が800~850種ほどあるので、自分だけのお気に入り秋咲きオキザリスを見つけてみましょう。
5 ネリネ
🌄🌧️AM5:14
— つーちゃん(サカイユミコ) (@km1U5O9E9Hd9CfB) June 27, 2020
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誕生花💐6/28
【ダイヤモンドリリー】
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『別名』💮ネリネ pic.twitter.com/jeIJh5QgsR
細い花びらが外側に反った姿が印象的なネリネ。
開花期は10月中旬から12月中旬と長いのが特徴です。
ネリネは寒さに弱いため、鉢植えにして日の当たる場所に置いて育てましょう。
管理ポイントは乾燥気味に育てること。
生育期は鉢の中の土が十分に乾燥したのを確認してから水やりをします。
また、初夏以降の休眠期には球根の腐敗を避けるために、水やりはおこないません。
ネリネは切り花にしても持ちが良いので、開花したら茎の根元から切り取り、花瓶に入れても楽しめます。
6デージー
ヨーロッパ地方を原産とするデージーは本来多年草植物ですが、日本では夏を越せないため一年草として認識されています。
品種が多く、花の色や形が豊富で、それぞれ受ける印象はさまざまです。
種まきの適期は8月下旬から9月、苗を購入して植え付けをするなら9月下旬から11月上旬におこないましょう。
開花時期は12月下旬から5月上旬と長く楽しめますが、肥料やりは必須です。
葉の色が黄色くなったり、花に元気がなくなったりしたら、水やりと同時に液体肥料を適宜あたえましょう。
7スイートアリッサム
小花好きな人にぜひおすすめしたいスイートアリッサムは、真夏と真冬以外に花を咲かせる一年草です。
開花時期は春から初夏、秋から冬の2回。
秋の苗植え適期は9月下旬から11月上旬、開花時期は9月下旬から12月上旬まで楽しめます。
植え付け時のポイントは、土壌に苦土石灰を混ぜ込んでおくこと。
酸性土壌を苦手とするため、酸度調整(土壌酸度6.5~7.0pH)は欠かさずおこないましょう。
スイートアリッサムは横に広がる植物なので、花壇の縁取りや寄植えが適しています。
一つ一つの花は小さいですが、たくさん植えればモコモコとした可愛らしい花でボリューム感を出すことができます。
さいごに
夏から秋、冬にかけて気温の低下とともに、落葉や開花時期の終了で庭が寂しくなりがちです。
そんなとき、今回ご紹介したような秋から冬にかけて開花する植物を植えれば、閑散としがちな庭に活気が戻ります。
さっそく、秋以降のガーデニング計画を立ててみませんか。