つる植物はフェンスに絡ませたり、花壇やコンテナから垂れさせたりと、ナチュラルなガーデニング作りに欠かせません。
こちらの記事では、つる植物おすすめの種類を10選ご紹介していきます。
寄せ植えやグランドカバーなど、さまざまなシーンで活躍するつる植物の魅力を知っていきましょう。
1.つる植物おすすめの種類10選
つる植物には多くの種類があります。
育てる環境や使い方に合わせて、ぴったりのつる植物を見つけてください。
1-1.グレコマ
グレコマは耐寒性・耐暑性ともに強く、グランドカバーとしても使える多年草です。
明るい日陰にも適応するため、シェードガーデンにも植栽できます。
4月〜5月の時期には淡い紫の花が観賞できます。
ナチュラルで爽やかな色合いの葉と相まって、見る人を穏やかな気持ちにさせてくれるでしょう。
1-2.シュガーバイン
シュガーバインの葉は光沢があり、花のような形をした5枚葉が特徴です。
しなやかに伸びる枝が美しく、品のある雰囲気を演出してくれます。
シュガーバインは常緑のつる植物ですが、寒さと強い直射日光に弱いため、一般的に観葉植物として室内で育てられることが多いです。
春や気温が落ち着いた秋頃なら、屋外でも育てることが可能です。
1-3.テイカカズラ
テイカカズラは斑入りの種類や黄色く色づくオウゴンニシキなどの種類が知られています。
カラーリーフとしても使えるため、つる植物の中でも定評があります。
とても丈夫なので、放任でもよく育ち、誘引や手入れも簡単で扱いやすい植物です。
成長が早いため、フェンスに絡ませたり壁に這わせたりと、ナチュラルなガーデニング作りに役立つでしょう。
1-4.ツルニチニチソウ
ツルニチニチソウは洋風の庭はもちろん、和風の庭の植栽にもぴったりなつる植物です。
暑さ寒さに強い多年草で、初心者でも簡単に育てることができるでしょう。
春には紫色の花が咲き、上品で落ち着きのある雰囲気にしてくれます。
また、つるがよく伸びるので、高いところから枝垂れされるような使い方がおすすめです。
寄せ植えや花壇のへりの部分に植え込み、柔らかな曲線を描きましょう。
1-5.ハゴロモジャスミン
開花時の香りが格別なハゴロモジャスミン。白とピンクの花はとても可憐で、春の季節が待ち遠しくなるほど。
ハゴロモジャスミンは葉にも高い観賞価値があり、斑入りの種類は夏を清涼感たっぷりに彩ります。
花を咲かせるには一定の寒さに当てる必要がありますが、耐寒性はそれほど強くないため、冬の管理には注意が必要です。
つるを支柱に絡ませてあんどん仕立てにすると、ボリュームのある花と葉が観賞できるのでおすすめです。
1-6.ハツユキカズラ
ハツユキカズラはテイカカズラと同じ仲間のつる植物です。
白、ピンク、緑のカラーが美しく葉を飾り、見る人を魅了します。
一年を通して葉色の変化も楽しめるでしょう。
ハツユキカズラは上に向かって伸びる性質があるので、壁やフェンスに絡みながら育ちます。
丈夫なこともあり、植えっぱなしでも問題なく育てることができます。
1-7.プミラ
プミラは小さな丸みのある葉が特徴のつる植物です。
斑入りの種類は爽やかで、明るさと緑をプラスしたい場所の植栽におすすめ。
枝が四方に伸びるため、動きを出すことにもたけています。
栽培環境は日当たりを好みますが、強い直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまうので、夏は半日陰か明るい日陰で育てるようにしましょう。
1-8.ヘデラ(アイビー)
ヘデラは紅葉のような葉の形をしており、つる植物の中でも代表的な種類のひとつです。
丈夫で育てやすく、たくさんの種類があるのも人気の理由。
ただし、種類によって直射日光に弱かったり、耐寒性が低かったりと個体差があるので、苗を選ぶ時は用途に合う種類を選びましょう。
グランドカバー、寄せ植え、花壇、フェンスなど、さまざまな使用方法で活躍します。
1-9.ラミウム
柔らかな質感を持つラミウム。
シルバープランツとしても多く活用されており、紫色の花も楽しめます。
夏の日差しには弱いので、シェードガーデンのグランドカバーにおすすめ。
草花との相性が抜群なため、ハンギングバスケットやコンテナの寄せ植えなどにも適しています。
ランナーを伸ばして成長するので、さし芽をして簡単に増やすこともできるでしょう。
1-10.リシマキア
リシマキアは種類によってさまざまなカラーリーフが楽しめます。
ライムグリーンに輝く葉や、ダークカラーが人気のリシマキア・ミッドナイトなど、周囲の草花との引き締め役にもなります。
しかし、湿気や蒸れには弱いため、梅雨の時期は茶色く黒ずんでしまうことも少なくありません。
脇芽がある場所で切り戻しをすると、再び元気な葉を見せてくれるはずです。
2.まとめ
つる植物のおすすめの種類を紹介しました。
つる植物は多くの用途で使えて、ナチュラルな庭作りに役立ちます。
カラーリーフとして使えば、おしゃれで素敵な植え込みになるでしょう。
お気に入りのつる植物を見つけて、ぜひお庭に迎えてみてくださいね。