ハーブの代表的な種類であるローズマリー。
香りがよく、肉料理との相性は抜群です。
また、ローズマリーは庭や家庭菜園など、自宅で育てている方が多く、馴染み深い人気のハーブでもあります。
しかし、ローズマリーを育てていく中で、枯れてしまったというケースも…。
こちらの記事では、ローズマリーの育て方で枯れない3つのポイントについて、普段の手入れの仕方など、詳しくお伝えしていきます。
1.ローズマリーの育て方〜枯れない3つのポイントとは?〜
ローズマリーが枯れないようにするためには、まず「環境」「水やり」「用土」の3つのポイントに注目してみましょう。
1-1.【環境】日当たりのいい場所で育てよう
「ローズマリーの育ちが悪い」や「葉色がおかしい」など、このような状態が見られたら、今現在育てている環境の見直しが必要です。
ローズマリーは丈夫な低木ですが、加湿に弱い傾向があります。
日当たりが悪い場所で、湿気があるような場所で育てていると、枯れてしまうこともしばしば…。
カビが生えてしまったり、病気が発生して枯れてしまったりと、トラブルが生じがちに。
そこで、ローズマリーを元気に育てるため、日当たりがよく、風通しのいい環境で育てるようにしましょう。
日によく当たることで、ローズマリーが健康的に育ち、蒸れや病気の発生を防ぐことができますよ。
1-2.【水やり】鉢植えは加湿に気をつけて
ローズマリーを鉢植えで育てている方は、水やりにも注意してください。
上記でも触れたように、ローズマリーは加湿を嫌います。
水やりのし過ぎで、根腐れを起こしてしまったというケースも少なくありません。
鉢植えの水やりの仕方は、土の表面が乾いてからがポイントです。
もし、目で見てもイマイチ分からない場合には、指先で軽く土の表面を触ってみましょう。
乾いていたら、鉢底から水が流れ出るまで、たっぷりと水やりをします。
夏場は水が乾きやすいので、1日に1回。
冬は土の乾きが悪いので、土の状態を見ながら、大体1週間に1回ほどの水やりを目安に与えてみましょう。
地植えに関しては、降雨だけで問題なく育つので、水やりをしなくても十分に育ちます。
しかし、梅雨の時期は高温多湿の環境になるため、ローズマリーにとって嫌な季節。
梅雨に入る前に、剪定をして風通しをよくしてあげたり、雨よけの対策をしたりすることをおすすめします。
1-3.【用土】水はけのいい土を使おう
根腐れで枯れる心配を防ぐには、水はけのいい土で育てることが大切です。
ローズマリーを地植えで育てるなら、植え付けの2週間前に、苦土石灰で酸度を調整しておくことをおすすめします。
そして、腐葉土や堆肥、赤玉土を使い、土壌を改良してから植え付けるといいでしょう。
鉢植えなら、市販の培養土を使うか、水はけのいい土作りをして植え付けるようにします。
赤玉土7:腐葉土3の割合で土をブレンドすると、ローズマリーが育ちやすい、水はけのいい土が完成します。
2.ローズマリーの手入れ方法
ここからは、ローズマリーの手入れ方法をお伝えしていきましょう。
2-1.剪定で風通しをよくしよう
ローズマリーが生長し、葉が茂ってくると、風通しが悪くなります。
加湿や蒸れで病気や害虫が発生するリスクが上がってしまうので、混み合った枝があればその都度剪定をしていきましょう。
ローズマリーの種類の中で、高く生長していくタイプのものは、春か秋の時期に切り戻しを行なうのも、高さが抑えられるのでおすすめです。
この時、必ず脇芽がある場所で剪定をするのがコツ。
新しい枝に更新されるので、枝が柔らかくなり、料理に大活躍してくれますよ。
2-2.できる限り病害虫チェックを!
普段からローズマリーの様子を確認する習慣をつけましょう。
その時に、枝や葉をよく見て、いつもと違ったところはないか、虫に食べられていないか、害虫がついていないかなど、チェックをしてみてください。
病害虫は早期発見することで、対策が少なく済みます。
また、枯れてしまう前に何かしろ打つ手ができるかもしれません。
そしてできる限り、毎日少しだけでいいので、ローズマリーの様子を見る時間を作ってみましょう。
普段の状態を知っていれば、ちょっとした変化にも気づくことができるようになりますよ。
3.まとめ
今回はローズマリーの育て方についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
ローズマリーは加湿を嫌うので、育て方には注意が必要です。
日当たりのいい環境で育てること、水やりはあげ過ぎないこと、水はけのいい土を使うこと、この3つのポイントを押さえれば、上手に育てることができるでしょう。
家庭でローズマリーを育てて、香りや料理をたくさん楽しんでくださいね。