丸い形の葉が可愛らしいユーカリ。
最近ではスワッグ作りに利用されることが多く、人気の高い植物です。
また、ユーカリは生育旺盛なので、コツさえ押さえれば誰でも簡単に育てられます。
今回はユーカリを上手に育てる5つのコツをご紹介しているので、環境や水やりの仕方など、参考にしてみてくださいね。
1.ユーカリの育て方【環境】
ユーカリは日当たりと風通しのいい場所で育てましょう。
室内で栽培をする方もいますが、できる限り屋外で育て、日光に一日中当たるようにしてください。
もし室内で育てるなら、窓際の日光が当たる場所やベランダ栽培がおすすめです。
しかし、夏場の高温期は、ユーカリにとって暑さが強すぎることもあります。
耐暑性がそれほど強くない種類のユーカリは、夏の間だけ半日陰で育てるといいでしょう。
また、ユーカリは高温多湿が苦手な植物です。雨が降っていたり、梅雨の時期になったりした場合には、軒下に取り込んであげてくださいね。
2.ユーカリの育て方【水やり】
乾燥気味に育てることが、上手にユーカリを育てるコツです。
鉢植えの土の表面が乾いたり、土が白っぽくなったりしたら水やりをしましょう。
このとき、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水をあげてください。
水受け皿を使っている場合には、溜まった水を捨ててあげると、根腐れや加湿を防げます。
乾燥には強いユーカリですが、夏場の水やりの仕方には注意が必要です。
夏の間は、水やりを朝か夕方の涼しい時間帯に行ない、鉢の中が高温多湿の環境になることを防ぎます。
また、夏に水切れを起こすと、ユーカリにとって大きなダメージになることも…。
夏は土が乾きやすいので、水やりをこまめに行いましょう。
ときどき葉水を与えるのも効果的です。
地植えでユーカリを育てているなら、水やりは不要です。
ただ、夏の暑さが気になるときは、ホースを使って全体に水をかけてあげると、ユーカリの温度が下がり、葉が水分を吸って生き生きとしてきますよ。
3.ユーカリの育て方【用土】
ユーカリは、多湿を嫌うので、水はけのいい土で育ててください。
市販の培養土を使うなら、水はけや通気性のいいものを選びましょう。
培養土に赤玉土や鹿沼土を少し混ぜると、ユーカリに適した水はけのいい土ができます。
自分で土をブレンドする場合には、赤玉土7:腐葉土3の割合でよく混ぜてから使いましょう。
元肥として、緩効性化成肥料をひとつまみ入れておくと、肥料効果が長続きします。
4.ユーカリの育て方【剪定】
剪定は、基本的にユーカリの風通しをよくするために行います。
枝が混み合ってしまうと、蒸れてしまったり、葉に日光が行き渡らず、害虫や病気を引き起こしたりすることがあります。
ユーカリを上手に育てるなら、園芸バサミを使い、混み合った枝を付け根から剪定しましょう。
枝や葉から反対側が見えるくらいが理想的な剪定です。
また、先端部分を摘芯すると、枝数が増えてボリュームがアップします。
ユーカリを購入したばかりで、枝数が少ないときなどは、摘芯をしてあげるといいでしょう。
本来、ユーカリはとても大きく成長する植物です。
ユーカリを育てていく中で、大きくなり過ぎてしまった場合には、強剪定が必要になります。
強剪定は時期を間違えると、そのままユーカリを枯らしてしまうことがあるので注意しましょう。
夏場の暑い時期は避け、春か秋の気温が落ち着いているときが理想です。
5.ユーカリの育て方【植え替え】
鉢植えで育てていると、鉢の中で根がいっぱいになり、根詰まりを起こしてしまいます。
・植え替えずに2年経過した
・鉢底から根が飛び出している
・成長が止まっている
・新芽が出てこない
上記の一つでも当てはまっていることがあれば、すぐに植え替えをしましょう。
植え替えるには、一回り大きい鉢を用意します。
同じ鉢を使いたい場合には、根崩しをして根のサイズダウンをしましょう。
まずは鉢から根鉢を引き抜き、古い土を落とします。
根がぐるぐると回っているなら、根や土を下方向に一周搔き落とし、根崩しをしてください。
新しい鉢に鉢底石を敷き入れてから、用土を入れてユーカリを植え替えます。
ウォータースペースをつくると、用土が流れ出ず、水やりがしやすくなりますよ。
6.まとめ
いかがでしたでしょうか?
ユーカリは日当たりのいい場所と、加湿にし過ぎない育て方をすれば、上手に栽培ができます。
ユーカリがあることで、庭の花々が引き立ち、より一層素敵なガーデンになるでしょう。
今回の育て方を参考に、ユーカリを上手に育てて、ガーデニングを楽しんでくださいね。