花壇や寄せ植えで大活躍のアリッサム。
さまざまな草花との相性がよく、秋から春まで重宝する草花です。
そんなアリッサムの上手な育て方を知りたい人へ、育て方の6つのポイントを解説します。
おしゃれな寄せ植えの仕方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1.アリッサム(スイートアリッサム)の基本情報
アリッサムはカーペットのように横に広がって成長するタイプの草花です。
枝先に小さい花がまとまって咲き、赤やピンク、オレンジ、白、紫などの花色で、華やかな雰囲気作りに役立ちます。
寒さには弱く、強い霜に当たると花が咲かなくなり傷んだりしてしまうので、冬は霜の当たらない場所で管理しましょう。
夏の暑さにも弱く、次第に枯れてしまいます。
そのため、開花期は霜の心配がない3月頃から6月と、9月頃から12月の間まで、アリッサムの花を楽しめるでしょう。
2.アリッサムの種類
アリッサムは一年草として親しまれている「スイートアリッサム」が一般的な種類です。
しかし、「スーパーアリッサム」と呼ばれる暑さ・寒さ・蒸れに強い種類が出回っており、こちらは多年草として育てることが可能です。
生育が旺盛で横に広く茂るため、グランドカバーにももってこい。
寄せ植えに使うならスイートアリッサムを。
花壇や庭のグランドカバーにするならスーパーアリッサムを選ぶのがおすすめです。
3.【アリッサムの育て方】6つのポイント
それでは、アリッサムの上手な育て方6つのポイントをみていきましょう。
3-1.環境
アリッサムは日当たりと風通しのいい場所を好みます。
冬場は霜の当たらない場所で育てることがポイントです。
3-2.水やり
アリッサムは高温多湿や蒸れに弱いので、過度な水やりはNGです。}
水やりは乾きし気味に与えることが大切。鉢植えで育てている場合は、土の表面が乾いたタイミングでたっぷりと水やりをしましょう。
3-3.肥料
開花中は小さな花をたくさんつけるので、追肥を与えて養分を補います。
緩効性化成肥料なら、1ヶ月〜2ヶ月に1回のペースで与えます。
液体肥料は1週間に1度を目安に、希釈したものを与えてください。
3-4.植え付け・植え替え
植え付けや植え替え時期は、気温の穏やかな春と秋がベストです。
植え付けるときは、水はけ・保水性・通気性のいい土作りを心がけ、赤玉土や腐葉土をすき込んで置くといいでしょう。
鉢植え栽培では市販の培養土か、赤玉土6:腐葉土4の割合で土をブレンドします。
スイートアリッサムは一年草なので、鉢植え栽培でも植え替えは必要ありません。
しかし、スーパーアリッサムは多年草として育てられるため、鉢から根が飛び出したり生育が止まったりした場合には植え替えが必要です。
一回り大きい鉢に植え替え、古い土を振り落としてから植え替えをしましょう。
3-5.手入れ
特に手入れは必要ありませんが、株が茂り過ぎたり、蒸れて傷んだりした部分があれば剪定をします。
スイートアリッサムは梅雨や夏の前に切り戻しをして日陰で管理すると、夏越しできるケースもあるので、ぜひチャレンジしてみてください。
3-6.病害虫
害虫はアブラムシなどに注意が必要です。
アリッサムは蒸れによって菌核病や灰色かび病などを発生させるケースもあります。
日当たりと風通し良く育てて、カビ類の病気を防ぎましょう。
4.アリッサムを寄せ植えしよう!可愛いアレンジ方法を紹介
アリッサムを活用すれば、可愛いアレンジの寄せ植えがたくさんできます。
おすすめの寄せ植え方法を参考に、アリッサムの可愛い寄せ植えを作りましょう。
4-1.アリッサムをグランドカバーにふんわりと寄せ植え
アリッサムは這うように広がるため、草花の株元の土を隠し、ナチュラルな寄せ植え作りができます。
ピンク色の花と白いアリッサムの組み合わせで、庭がグッと可愛い雰囲気に。
ふんわりとまとまった素敵な寄せ植えです。
4-2.アプリコット系の花でまとめた可愛いハンギングバスケット
アリッサムやパンジーなど、アプリコット系の色合いでまとめたハンギングバスケットは、どこか優しい雰囲気も感じられる素敵な寄せ植えです。
アリッサムはハンギングバスケットの器を隠す役割もあるので、隙間に植えておくとしっかりと役目を果たしてくれます。
4-3.紫系の草花と合わせれば大人な雰囲気に
ラベンダー色のアリッサムは、紫系の草花と合わせて大人なアレンジの寄せ植えを作るのがおすすめ。
鉢の縁に植えれば次第に垂れ下がってくるので、ナチュラルさもプラスされます。
アリッサムは引き立て役としても優秀なので、メインの花の脇に添えるような形で寄せ植えするといいでしょう。
5.まとめ
アリッサムについて、上手な育て方のポイントや寄せ植え方法を紹介しました。
アリッサムは庭や花壇のグランドカバーや寄せ植えで活躍する可愛い草花です。
ガーデニング好きな人はぜひアリッサムを迎えて、可愛い寄せ植えや花壇作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。