パンジーの花を長く咲かせるコツは?育て方の5つのポイントを紹介

10月になると、園芸ショップではパンジーの苗が店頭に並び始めます。


パンジーは秋から冬、翌年の春まで長く楽しめるポピュラーな花のひとつ。


こちらの記事では、綺麗なパンジーの花を長く咲かせるコツを紹介します。


育て方のポイントもヒントに、庭や花壇に可愛い花を咲かせてみてください。

1.パンジーとは?

まずはパンジーについて、詳しく解説していきます。

1-1.パンジーの基本情報

パンジーは寒さに強く、暑さには弱い一年草です。


そのため、夏を迎える頃には枯れてしまいますが、冬の間も鮮やかな花が見られることから、冬の花壇では重宝されています。


盛んな品種交配により、今ではさまざまな花色が楽しめるようになりました。


アンティークカラー、フリル咲き、ブランド苗など、人気のパンジーは寄せ植えやハンギングの主役としても数多く植えられています。

1-2.パンジーとビオラの違い

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パンジーとよく似た花にビオラがあります。


一般的には、花のサイズが大きいものをパンジー、小さいものをビオラと区別します。


パンジーとビオラは複雑な品種交配を重ねた結果、性質があまり変わらなくなっているので、花の大きさ以外に違いはほとんどありません。


育て方や栽培方法なども基本的には一緒です。

2.パンジーの花を長く咲かせるコツ

パンジーの花を長く咲かせるためには、花がら摘みと追肥を与える必要があります。


パンジーはたくさんの花を咲かせるので、長く育てていると肥料切れを起こし、次第に葉が黄色くなったり、花が咲かったりしてしまうのです。


また、咲き終わった花をそのままにしておくと、タネをつけて株が弱ってしまいます。


綺麗な花を長期間咲かせるためにも、日々花がら摘みを行い、肥料切れを防ぐことが大切です。

3.パンジーの育て方5つのポイント

続いて、パンジーの育て方を紹介します。5つのポイントを参考にして、パンジーを上手に育てましょう。

3-1.パンジーは日光が好き

パンジーは日当たりがよく、風通しのいい環境が大好きです。


プランターや鉢で育てる方は、よく日光が当たる場所へ置いてください。


地植えする方は日当たりがいい場所へ植え付けましょう。


ただ、春になって気温が高くなると、茎が間延びしてきます。


プランターなどは半日陰に置き換えるなど、置き場所を少し変えてあげるだけで花も長持ちするでしょう。

3-2.植え付ける時は根をチェック

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種まきから47日 #虹色スミレ #ガーデニング #パンジー

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タネから育てた方や苗を購入してきた方も、植え付け時の根の扱いには注意してください。


ポットから取り出した時、根がびっしりと育っていたり、ぐるぐるとサークル状になっていたりする場合は少し根を崩してあげると根の張りがよくなります。


根があまり育っていなければ崩す必要はないので、そのまま植え付けてください。


根の育ちが不十分なのに根鉢を崩してしまうと、生育がストップしてしまうリスクがあるからです。


園芸ショップで苗を選ぶ時は、ポットの底穴から白い根が飛び出しているパンジーを選ぶのがおすすめ。


根がしっかり張っている証拠なので、植え付け後の成長に期待できます。

3-3.液体肥料か緩効性肥料で追肥をする

肥料は植え付け時に元肥として緩効性肥料を与えておきましょう。


追肥を与えるタイミングは、液体肥料の場合で1週間〜10日に一度。


緩効性肥料の場合は、1〜2ヶ月に一度のペースで与えます。


また、肥料は与えすぎると肥料焼けを起こすケースもあるため、必ず規定の量を守って与えるよう注意してください。

3-4.水やりはタイミングよく与えよう

冬はあまり水分が蒸発しないので、水やりのタイミングも重要なポイントとなります。


加湿にすると、害虫の発生や灰色カビ病を引き起こしてしまうリスクがあります。


庭や花壇に地植えした方は、植え付け後の水やりは降雨だけで問題ありません。


プランターや鉢植え栽培の方は、土の表面が乾いた時が水やりのタイミングです。


鉢底から水が流れ出るまで、たっぷりと与えましょう。


このように、タイミングを見計らって水を与えることが重要です。

3-5.定期的なお手入れで病害虫の発見に尽くそう

パンジーを健康的に育てるためには、日々のお手入れが欠かせません。


上記であげた花がら摘みはもちろん、黄色くなった葉、枯れ落ちた花と葉も取り除いてあげると、病害虫の発生を防ぐことができます。


冬場は害虫の被害が少ないものの、春になると花や葉が食べられてしまうことが増えてくるので、早期の発見と駆除に努めてください。


虫が見つからなかったり、大量発生してしまったりする場合には、オルトランなどの殺虫剤をまいておくと安心です。

4.まとめ

今回はパンジーの育て方について紹介しました。


パンジーは秋、冬、春と、可愛い花を長くさせてくれます。


冬の寂しげな花壇もパンジーのおかげで、色鮮やかに変化。


育て方のポイントや長く花を咲かせるコツを参考にし、お気に入りのパンジーを見つけて、ガーデニングを楽しんでください。

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