「ガーデニングができる庭はあるけれどスペースが小さい」
「もう少し庭を広く見せたい」なんて感じたことはありませんか?
日本の住宅事情において満足できる庭のスペースを持つのは、中々難しいもの。土地が狭いからといって諦めず、工夫をほどこせばガーデニングスペースを今よりも広く見せることが可能です。
今回は、狭い庭を広く見せるテクニック6選をご紹介しましょう。
視覚の錯覚を利用して植栽のレイアウトを
ガーデニングをするなら自分の好きな植栽を好きな場所に植えたいところですが、庭を広く見せるためには「近景と遠景」を作り、庭に奥行きを感じられるようにすることが大切です。
奥行きを作るポイントは、庭全体を見渡す場所の付近には大きなものを、奥にいくに従って小さなものを植えることです。
近景を作るには、庭の大きさに応じて高木または中・低木を配置します。
ただし葉のボリュームがあり、特に夏場の生い茂る時期に中の様子が全く見えないような木は人に圧迫感を与えることもあるので避け、見た目の印象が軽やかな木を選択するようにしましょう。
遠景を作るには高さのない草木を植えて、大きな幹や葉の間から奥に植えた小さな植物が見える状態を作ると効果的です。
視覚の錯覚を利用するなら「色」も大切な要素です。
玄関の入口などの庭を見渡す位置の近景には「明るい色」、遠くに置くものは「暗い色」を使うことで、実際の距離感よりも広く感じさせることができます。植える植物の花色や壁色、その他の資材などで活用してみましょう。
ガーデンオブジェは小さいものを
庭づくりのアクセントとして人気のあるガーデンオブジェ。
うさぎや小鳥などのアニマルものをはじめとして、いろいろな種類が販売されていますよね。
スペースの限られた庭に置くなら、なるべく小さめのものを選びましょう。
また、複数のオブジェを置くときはテーマに統一性を持たせて、庭の印象がバラバラにならないことも大切です。
置き場所は庭の奥側。
自然と視線を遠くに誘導することで庭の広がりや奥行きを感じさせることができます。
垂直の空間を利用して花を飾る
限られた庭のスペースでは花を植える数も限られてしまいます。
そこで活用したいのが、壁面フェンスや垂直壁掛けプランターなどの垂直の空間を利用したアイディアグッズ。
これらは小さなスペースでも多くの植栽を楽しめるのがメリットです。
壁面フェンスを利用するならハンギングバスケットを掛けたり、つるバラ・クレマチス・ハゴロモジャスミン・トウケイソウなどツル性植物を誘導したりすると素敵。
垂直壁掛けプランターは、花を栽培できるだけでなく家庭菜園として使えるものも。
いろいろな素材や個性のあるデザインなど多くの種類が販売されているので、お気に入りの一品を見つけてみましょう。
園路を作るなら曲線で
園路とは、庭の中に作る「歩道」のこと。
敷石やレンガ、コンクリートペイパーなど色々な素材で作ることができ、雑草対策や庭の動線を作る上でとても重要な役割を果たします。
小さな庭の園路は、直線よりも曲がりくねった曲線を利用して作る方が効果的。曲線にすることで道が長くなり、視覚的または感覚的に奥行きを演出することができます。
狭い空間をわざと仕切る
自分で作るのは少し難しいかもしれませんが、レンガなどの長方形のものを利用する時は、並べるときに進行方向にそって縦方向に配置すると、さらに奥行きを感じさせることができますよ。
狭い庭を広く見せるために、あえて仕切りを入れると空間にメリハリが生まれます。
これは、仕切りを設置することで人は向こう側にある空間に広がりを感じることを利用した手法です。
ここで注意したいのが、仕切りの素材や大きさ。
色が暗くて大きな仕切りを入れると圧迫感を感じて逆効果になるので注意しましょう。
広く見せる効果を生む仕切りは、適度な高さ・周りの雰囲気とマッチした素材・向こうが適度に透けて見えるものです。
アイアンや木製のボーダーフェンスやラティスフェンス、レンガなどを活用してみましょう。
室外機や配管は見せない工夫を
庭を広く見せるなら、視覚に入る不要なものはスッキリとさせたいもの。
ガーデニングスペースに室外機や立水栓などの配管がそのまま存在していては、せっかく選んだ花や草木の魅力が半減してしまいます。
最近ではこれらを隠すための目隠しアイテムが多数販売されています。
ウッド製のものが多く見られますが、雪や雨による腐食が心配ならアルミ製の素材を使用したものを選ぶと長い期間使えて安心です。
また、ガーデニング作業のときに使うホース・スコップ・じょうろなどを保管しておく収納ボックスなども、庭の雰囲気に合わせた素材を選びましょう。
見せたくないものは隠し、違和感のない素材でカバーすることで視覚的なストレスを減らすことができるでしょう。
小さな庭を広く見せるテクニックは沢山存在します。
もし、今手入れをしている庭があるなら、今回ご紹介した手法を一つずつ試してみましょう。
わたしはの個人的な体験(挑戦?)でお金を稼いで、無理やり大きな庭にしたいたくらみ(笑)がありました。Australiahighlow.com/official.htm(ハイロー)というところでやってみましたが、3か月かかって素質がないことが分かりました(泣)
狭いからといって理想の庭が手に入らないと諦める必要はありません。
工夫を凝らして素敵なマイガーデンを手に入れてくださいね。