花や緑を長く楽しめる大人気のハーバリウム。
実は簡単に作れるのをご存知ですか?
今回は「ハーバリウムを手作りしてみたい」と思っている方に向けて、可愛いハーバリウムの作り方を詳しく解説します。
ぜひ参考にしてみましょう。
1.ハーバリウムの魅力
ハーバリウムは、花を保存して長く楽しめる植物標本を意味します。
おしゃれな瓶に色とりどりの花を入れたガラス瓶は、インテリア性が高く、家のさまざまな場所に飾ることができます。
持ち運びしやすいので、プレゼントにも重宝するでしょう。
光が差し込むとハーバリウムの美しさがより一層際立ちます。
2.花材は何がおすすめ?
ハーバリウムには基本的に生花は使いません。生花を使った場合、カビが発生したりすぐに痛んだりするため、注意が必要だからです。
花材には長持ちするドライフラワーやプリザーブドフラワーを用いて作成します。
自作のドライフラワーを作るなら、十分に乾燥させましょう。
ドライフラワーに適した花材は、アジサイ、スターチス、センニチコウ、カスミソウ、ミモザなど、乾燥しやすいものを選ぶと簡単です。
3.お気に入りの瓶を見つけよう
瓶の形はさまざまな種類があります。
円錐形の細長いガラス瓶が一般的ですが、スクエアタイプ、スキットル型、丸瓶、ハート型などの瓶も販売されています。
お気に入りの瓶を選び、自分だけのハーバリウムを作りましょう。
また、ドライフルーツを入れたい場合は、口が広いものがおすすめ。花材や入れたいものに合わせて瓶を選ぶのもいいですね。
「ガラス瓶だと倒れた時に心配」という方は、プラスチック製のボトルを選ぶと割れることなく安心できるでしょう。
4.ハーバリウムに必要なもの
・瓶 or ボトル
・ピンセット
・花材
・専用のオイル
・ハサミ
・新聞紙、キッチンペーパー(汚れ防止のため)
ハーバリウム作りに使うピンセットは、先の長いものを用意しておくと便利です。
ハサミは花材を切るときに使います。また、ハーバリウムを作るときはオイルをこぼしやすいので、新聞紙やキッチンペーパーを敷いておきましょう。
ハーバリウム専用のオイルは2種類あります。1つはミネラルオイルで「費用が安い」「花材が浮きにくい」「花材の色落ちがしにくい」といった特長があります。
一方、シリコンオイルはミネラルオイル同様、「花材の色落ちがしにくい」といったメリットの他に、「温度が低くなっても白濁しにくい」などの特長もあります。
ハーバリウムを初めて作るならミネラルオイルがおすすめ。
気温が低い地域ではシリコンオイルを選ぶといいでしょう。
5.ハーバリウムの作り方
それではさっそく、ハーバリウムの作り方を紹介していきます。
5-1.瓶を洗浄する
まずは瓶やボトルをきれいに洗浄することからはじめましょう。
ハーバリウムは透明感が大切。
せっかくのおしゃれな瓶やボトルが汚れていては、ハーバリウムの景観を損なってしまいますよね。
ですから、中性洗剤を使い、丁寧に汚れを拭き取りましょう。
最後に熱湯やエタノールで消毒すると雑菌がいなくなり、花材が長持ちします。
5-2.デザインを決めよう
次に、ハーバリウムを作るデザインを決めるため、イメージを膨らませましょう。
実際に花材を瓶の脇に置き、入れる順番や向きなどのデザインをしていきます。
瓶の大きさに合わせてハサミでカットしたり、組み合わせたりしてデザインをしていけば、スムーズに花材を詰められますね。
5-3.花材を丁寧に詰める
それでは、いよいよ花材を瓶に詰めていましょう。
ドライフラワーやプリザーブドフラワーは脆く崩れやすいため、ピンセットを使って丁寧に詰めていきます。
ですから、一度瓶に詰めたものはなるべく出さないようにしてくださいね。
また、花は軽いため、オイルを入れたときに浮かんでしまうこともあります。
隙間なく花材を詰めていくと、オイルを入れてもデザインが崩れにくいです。
花材を上手に組み合わせて、引っかかるように詰めていくことも大切ですよ。
5-4.オイルを入れる
花材を全て詰め終えたら、専用のオイルを入れていきます。
このとき、瓶を傾けながら少しずつオイルを入れるようにすると、花材がズレにくくなります。
一気にオイルを入れた場合、花材が動いたり形が押されたりするため、十分に注意しましょう。
オイルは満タンに入れるのではなく、少し余裕を持って首元くらいまで注ぎます。
5-5.フタは空気が抜けたあとに閉める
オイルを入れたあとは空気が抜けるため、数分待ってからフタを閉めてください。
細かな気泡が上がってくるので、全て抜けたらフタをキツく閉めます。
最後に、瓶やボトルについた汚れを拭き取り、紐やリボンで飾り付けをすれば完成です。
6.まとめ
いかがでしたでしょうか?
ハーバリウムは自宅で簡単に作れる可愛いインテリアです。
オリジナルのハーバリウムを作って、家族や友人にプレゼントをするのもおすすめです。
こちらの記事を参考に、可愛いハーバリウムを作りましょう。