ミモザ(アカシア)育て方の4つのポイント!楽しみ方も紹介

黄色い花がたわわに咲き誇るミモザ(アカシア)。


庭に植えるとプロヴァンスを感じさせる美しい風景が広がります。


今回はそんなミモザの育て方について詳しく解説。


これからの開花時期に向けて、さまざまな楽しみ方もぜひ参考にしてください。

1.ミモザ(アカシア)とは?

はじめに、ミモザのについて詳しく解説します。

1-1.ミモザ(アカシア)の基本情報

ミモザ(アカシア)は、オーストラリア南東部が原産の常緑性の庭木です。


寒さを嫌うため、冬に-5度を下回る地域では冬越し対策が必要となります。


幼木もまた寒さに弱い面があるので、ある程度の大きさになってから庭植えにすると、問題なく育つでしょう。

1-2.日本ではアカシアを「ミモザ」と呼ぶ

日本では「ギンヨウアカシア」「フサアカシア」など、アカシアの種類を総称して「ミモザ」と呼んでいます。


日本でもっともポピュラーなミモザといえば、シルバーリーフが美しいギンヨウアカシア。その次にフサアカシアが有名です。


フサアカシアはギンヨウアカシアよりも葉が緑色をしており、黄色い花との対比が綺麗で、ドライにしても鮮やかな葉色が保てます。

2.ミモザ(アカシア)の育て方!上手に育てる4つのポイントは?

生育旺盛なミモザの育て方には4つのポイントがあります。


上手に育てるコツをヒントに、たくさんの花を咲かせてみましょう。

2-1.半日陰〜日向で育てよう

ミモザの花付きをよくするためには、風通しがよく日当たりのいい場所で育てることが大切です。


ただし、夏の高温期は直射日光によって葉焼けを引き起こすケースもあります。


鉢植えで育てている方は、秋から春の間は日当たりで育て、夏は半日陰に置き換えるといいでしょう。

2-2.移植を嫌うので根をいじらないように注意

ミモザは根をいじられることを嫌います。


植え付ける時はなるべく根を触らないように注意することがポイントです。


庭植えは一度植え付けたら移植はできないので、よく検討してから植え付け場所を選びましょう。


鉢植え栽培では根詰まりを起こすため、少なくとも2年に1回は植え替えが必要になりますが、この時もなるべく根をいじらないように気をつけてください。

2-3.剪定は花後に行う

生育が早いミモザは、毎年の剪定が欠かせません。


「樹勢を抑えたい」「コンパクトに仕立てたい」という方は、ミモザの花が咲き終わったら早めに剪定を行いましょう。


その理由は、ミモザの花芽は夏くらいから形成されるので、遅い時期に剪定をすると花芽を落とし、翌年の花数が少なくなるリスクがあるからです。


花芽を落とさないためにも、剪定時期は花後に行うという点を覚えておいてくださいね。

2-4.夏の高温期には水やりを

乾燥には比較的強いミモザですが、植え付けてから約一年間は根の張りがまだ十分ではないため、夏の間は水やりが必要です。


夏の高温期に雨が降らない日が続くようであれば、ホースを使ってたっぷりと水やりをしましょう。

3.ドライやリースに人気!ミモザ(アカシア)の楽しみ方を紹介

ミモザの花は楽しみ方もさまざま。


続いて、ミモザの楽しみ方を紹介していきます。


さまざまな楽しみ方で、ミモザをたくさん飾っていきましょう。

3-1.切り花で楽しむ

生き生きとしたミモザを鑑賞できるのは生花ならではの楽しみ方。


お気に入りの花瓶やガラス瓶に活けて、ミモザの切り花を美しく飾りましょう。


はじめに、ミモザを好みの長さに剪定し、下葉や余分な葉を取り除いておきます。


茎は水の中で斜めにカット。


この水切りを行うことで、水の吸い上げがよくなり、長持ちもします。


枝が太ければ十字の割れ目も入れておくとより効果的です。

3-2.ドライフラワーやスワッグで長期間楽しむ

ミモザは乾燥が早いので、ドライフラワーにはもってこいの花材です。


ミモザのほかに、ユーカリやスターチスなどを一緒にまとめてスワッグを作るのもおすすめです。


スワッグの作り方は、ミモザやほかのグリーンなどを適度な長さにカットし、バランスよく手でまとめてから麻紐で束ねます。


束ねる時はきつめに結ぶのがポイント。


乾燥していくと次第に茎が細くなるため、麻紐が緩まないようにしっかりと束ねて固結びをしましょう。


作り終えたら直射日光が当たらず、湿気の少ない場所で逆さまに飾ります。


ドライになるまでの変化もぜひ楽しんでくださいね。

3-3.リースはプレゼントにもおすすめ

ミモザリースはミモザのふわふわとした花の持ち味を最大限に活かせる楽しみ方です。


ミモザリース自体にも大変人気があるので、友人や大切な人へのプレゼントにもおすすめ。


鮮やかな黄色のリースを作り、壁やドアなどを可愛く彩りましょう。


ミモザリースの作り方は、10〜15cmくらいの長さにカットしたミモザを、リースの土台が隠れるようにワイヤーできつく固定していきます。


ワイヤーで固定した部分も隠れるよう、位置を少しずつずらしてミモザを固定すると、素敵なミモザリースが完成します。

4.ミモザ(アカシア)を育てて素敵に飾ろう

今回はミモザの育て方と楽しみ方について紹介しました。


ミモザは春の訪れを感じさせてくれる人気の樹木です。


花が満開になったら切り花やスワッグ、ミモザリースなど、さまざまな楽しみ方でミモザを飾ってみてはいかがでしょうか。

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