観葉植物の中で代表的な種類であるポトス。
生育旺盛で育てやすいことから、さまざまな場所で育てられています。
今回はそんなポトスについて、置き場所や水やりの仕方、剪定方法など、育て方のコツを解説。
他にも、ポトスが映えるおしゃれな飾り方アイデアも紹介していきます。
1.ポトスの基本情報
サトイモ科ハブカズラ属のポトスは、東南アジアの熱帯雨林が原産地とされている観葉植物です。
大きな葉とつるを伸ばして成長するのが特徴。
種類によって斑入りやマーブル模様、ライム色など、さまざまな葉色が楽しめるのも魅力のひとつです。
耐暑性があるので暑さには強いものの、寒さには弱い性質を持つため、基本的には室内で育てます。
また、ポトスは上に向かってつるを伸ばすので、支柱を立てて育てると存在感のある飾り方ができます。
2.ポトスの育て方5つのコツを解説
それではさっそく、ポトスの育て方5つのコツを解説していきます。
2-1.環境・置き場所
ポトスは日当たりがよく、風通しのいい場所で育てます。
しかし、夏の直射日光はポトスにとって強すぎるので、葉やけを引き起こしてしまうケースも。
夏は半日陰で育てるのがおすすめですが、窓際に置く場合はレースのカーテンなどで遮光してあげると、葉やけを防げるはずです。
また、ポトスは耐陰性があるので、日陰でも育てることが可能です。
ただし、ずっと日陰の環境で育てると、葉の色艶が悪くなったり徒長したりするケースもあるので、ときどき日光浴させてあげるのが上手な育て方のポイントです。
2-2.水やりの仕方
水やりの仕方は、土の表面が乾いていたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水を与えてください。
水受け皿に溜まった水は、そのまま放置せずに捨てるのがポイント。
水受け皿に水があると、根腐れを引き起こす可能性があるので、必ず水を捨てるように心がけてください。
冬場はポトスの成長が緩慢になるので、水やりは控えめにします。
土の表面が乾いてから3日後くらいを目安に水やりをするといいでしょう。
乾燥が気になる場合は、葉水をかけてあげるのも効果的です。
葉に付着したホコリやゴミをとったり、ハダニを防いだりする効果もあるので、霧吹きを使ってこまめに葉水を行いましょう。
2-3.肥料の与え方
肥料を与える時期は、生育が旺盛になる春から秋の時期に与えます。
与える肥料は緩効性化成肥料か液体肥料がおすすめ。
緩効性化成肥料はにおいがしないので、観葉植物の肥料に適しています。
また、肥料効果がゆっくりと長続きするので、肥料を与える手間が少ないのもメリットです。
液体肥料を与える場合は、水で希釈したものを1週間から10日に一度のペースで与えます。
アンプルタイプは土に差し込んで置くだけなので、簡単に追肥ができますが、購入するときは活力剤と間違えないように気をつけましょう。
2-4.植え付け・植え替え方法
ポトスの植え付けや植え替えに適した時期は、5〜7月くらいが理想です。
植え替えは鉢底から根が飛び出ている、土に水が染み込みにくくなった、新芽が出てこないなど、いずれかのサインが出たときに必要となります。
また、少なくとも2年に1回は植え替えをしておくと、根詰まりを防げるはずです。
植え付け・植え替え方法は、ポットや鉢から根鉢を優しく取り出し、古い土を落とします。
次に、茶色くなった根は切り落とし、絡まった根をほぐしましょう。
一回り大きい鉢へ植え替える場合はそのままで問題ありませんが、同じ鉢を使用する場合は根をサイズダウンさせるのがおすすめです。
新しい鉢へ鉢底石を敷き、培養土を入れてポトスを植え替えたら、水やりをして植え付け・植え替えの終了です。
2-5.手入れの仕方
黄色や茶色に色づいた葉は、はやめに取り除きます。
葉が多く茂り、風通しが悪くなってきたときは剪定をするのがおすすめです。
剪定時期は春から秋の間であればいつでもOK。
株をリフレッシュさせたいときは、茎に葉を一枚だけ残して短く切り詰めると、新しい葉や茎が次第に展開していき、株をリフレッシュできます。
3.ポトスが映えるおしゃれな飾り方3選
ポトスが映えるおしゃれな飾り方アイデアを厳選しました。
支柱を立てたりハンギングにしたりと、おすすめの飾り方を参考に、室内を観葉植物で素敵に飾りましょう。
3-1.鉢植えでドーム型に
こちらは3種類のポトスを鉢植えに寄せ植えし、ドーム型にまとめた飾り方です。
ポトスの伸びたつるは他のつるに巻きつけたり絡ませたりすると、綺麗な形にまとまります。
3種類の異なる葉色がお互いの葉をよく引き立てていますね。
3-2.窓辺に吊り下げハンギング
吊り下げハンギングは空間を活用できるので、実用性も兼ねたおしゃれな飾り方です。
プラントハンガーを使えば普通の鉢も素敵なインテリアに早変わり。
ポトスのつるは垂らして飾るのもおすすめのアイデアです。
3-3.支柱を立てればポトスのタワー
ポトスの上に向かってい伸びていく性質を利用した飾り方です。
支柱を立てて巻きつけて行けば、高さのあるおしゃれなポトスタワーが完成します。
ポトスを大きく育てて、リビングなどで大胆に飾ってみてはいかがでしょうか。
4.まとめ
観葉植物のポトスの育て方や、おすすめの飾り方を紹介しました。
ポトスは観葉植物の中でも大変育てやすいので、初心者でも簡単に育てることが可能です。
上記の育て方のコツや、おしゃれな飾り方などを参考にして、緑のある暮らしを楽しみましょう。