【初心者必見】鉢植えに使える基本用土の作り方と6種類の土をご紹介

ガーデニング初心者にとって、土作りは難しい壁。
草花を鉢に植えたいのに「どの土を混ぜたらいいの?」と、悩んでいるガーデニング初心者がほとんどだと思います。

こちらの記事では、ガーデニング初心者必見の鉢植えに使える基本用土の作り方や、6種類の基本的な土について、紹介していきます。

1.鉢植えに使える基本用土の作り方・ブレンド方法

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土作り 右が水はけ重視の配合 赤玉土小粒4:鹿沼土小粒2:軽石1:バイオ肥料0.5:くん炭1:ゼオライト0.5:バーミキュライト0.5 肥料少な目で育てたいので、昨日言った配合よりバイオ肥料を半分にしました🙂 左は実生やコミフォラ用の水持ち良い配合 赤玉土小粒3:鹿沼土細粒2:軽石1:バイオ肥料1:くん炭1:ゼオライト0.5:バーミキュライト0.5 今回お高い用土を揃えて土作りをしてみました❗️ 微塵もほとんど無く、焼成りの土は混ぜると音が違います。金属みたいな音がする。 あのお高いベストソイルミックスに近い感じ😊 #記録用 #園芸用土 #配合 #土作り

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ガーデニング初心者は、意外と簡単な基本用土の作り方・ブレンド方法を覚えましょう。
まずは、以下のものを用意します。

【用意するもの】

・赤玉土(小粒〜中粒)
・腐葉土
・土を混ぜるための箱や容器
・土入れ、又はスコップ

それでは、土をブレンドしていきましょう。
鉢植えに使える基本用土の割合は、赤玉土7:腐葉土3です。
土を混ぜるために用意した容器に、土入れでおおよその割合を計りながら、赤玉土と腐葉土を入れていきます。
最後に、土入れで赤玉土と腐葉土をよく混ぜ合わせれば、基本用土の完成です。

土作りはガーデニングをするうえで、重要なポイントです。
この割合さえ覚えれば、ほとんどの草花を育てられ、基本用土を応用した土の作り方が可能になります。
必ずマスターしておきましょう。

2.初心者が知っておくべき土の種類【6選】

2-1.赤玉土

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コーデックス用土作り! 今日の宮城は風が強いですが天気がいいので実生の寄せ植えたちを鉢上げするための土を作りました。 まだまだ勉強中なためオリジナルですが、根腐れしにくい排水性重視の土で、保肥能力を僅かにだけ残した用土にしました。 メインは「ひゅうが土(3枚目)」で、ボラ土と呼ばれる栄養成分が全くないいわゆる軽石ですね。これが6割強くらい。 これにヤシガラのアク抜きベラボン(2枚目)をふるいにかけて繊維成分だけを1割弱ほど加えてます。 あとは赤玉土とゴールデン培養土と僅かばかりのサボテンの土を加えて完成!! 根腐れしにくい分、保水性や保肥性は低いので、隔回くらいで液肥を与えていくつもりです。 保水性が高い用土だと、肥料成分がいつまでも残って雑菌も湧きやすいはずなので、リスクを抑えて手数で大きく育てる!という戦法、、、にしてます。 息子とコンビニ行っておやつ買ってあげて一休みしてから植え替えします!! #コーデックス #土 #土作り #赤玉土 #アク抜きベラボン #ひゅうが土 #植え替え #鉢上げ #パキポ #プランター #土いじり #soil #soilgrown #soilscience #healthysoil

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赤玉土とは、関東ローム層にある火山灰土の赤土のこと。
赤玉土は基本用土に使われるほど、水保ち・排水性・保肥性に優れている種類の土です。
菌が繁殖しにくく、清潔なので、挿し木をする時の用土としても使われます。

小粒・中粒・大粒があるので、小さい鉢を使う場合は、小粒を用意しましょう。もう少し大きめの鉢やプランターに植えるなら、中粒でも構いません。
大粒は土の表面に敷くと、乾燥しているか、湿っているか、一目瞭然。
ガーデニング初心者でも、水やりのタイミングが分かりやすくなり、見た目もよくなります。
大粒は他にも、鉢底石の代用として利用することが可能です。

赤玉土は鉢植え栽培で欠かせない土なので、ガーデニング初心者は一袋買い置きしておくといいかもしれませんよ。

2-2.鹿沼土

鹿沼土は火山灰土から取れる軽石です。
栃木県鹿沼市で取れることから、その名前がつきました。

赤玉土とよく似ている鹿沼土ですが、比べると鹿沼土の方が、少し固めで粒が崩れにくい、といった特徴をもちます。
また、土は酸性なので、酸性を好む種類の草花に適しています。

鹿沼土も小粒・中粒・大粒の種類があるので、鉢やプランターの大きさによって、使うものを選ぶといいでしょう。

鹿沼土は赤玉土と同じように、水保ち・排水性・保肥性の点では、優れた土です。
草花の生育条件で、酸性向きの土が良いという時に、鹿沼土と腐葉土を使って基本用土を作ってみましょう。

2-3.腐葉土

腐葉土は、葉を熟成発酵させたもの。
腐葉土を入れることで、保肥性や水保ち、排水性がよくなり、土の中の微生物を増やす効果も期待できます。
微生物が増えると、土の中で栄養素が作られたり、細菌を食べてくれたりと、草花にとって良い環境を作り出してくれるのです。

腐葉土は鉢植え栽培だけでなく、庭や花壇の改良用土として使うこともできるので、ガーデニングの必須アイテムと言っても過言ではありません。
ガーデニング初心者は、腐葉土の使い方やメリットも、確実に押さえておきましょう。

2-4.ピートモス

ピートモスは、コケなどの水辺で育つような植物を原料とした土で、ふかふかとした触り心地をしています。
水分をよく吸収してくれるので、鉢植え栽培では水保ちを良くするために使われます。

しかし、酸性が強いため、多量に入れすぎないよう注意が必要です。
酸度が調整されている調整ピートモスなら、ガーデニング初心者でも使いやすいでしょう。
こちらも、酸性よりの土を好む草花におすすめの土です。
においもほとんどないので、室内で栽培する観葉植物にも、ぜひ使ってみましょう。

2-5.バーミキュライト

蛭石(ひるいし)と呼ばれる石から作られた、キラキラと軽いバーミキュライト。無菌で清潔なため、種まき・挿し木用の土として多く使われています。土をよく観察してみると、輝いているバーミキュライトを発見することができますよ。

主な特徴としては、水分を多く吸収してくれるため、水保ちが良く、保肥性や通気性を高めてくれるといった効果があります。
とても軽いため、鉢植えを壁掛けにしたり、吊るしたりして飾るハンギングバスケットの土としてもおすすめですよ。

2-6.パーライト

パーライトは、真珠岩と呼ばれる石を砕き、高温処理されたもので、色は真っ白。
粒にはたくさんの穴が空いていて、バーミキュライト同様、軽量化を目的として使われることがあります。


また、水分をよく吸収してくれるため、乾燥しやすい鉢植え栽培には最適です。

他にも、通気性が良くなるといったメリットがあるため、基本用土にパーライトをブレンドして利用する方は多いです。
ガーデニング初心者は、基本用土にパーライトを2割ほど追加すると、鉢植えの土が軽くなるので、大きなプランターや鉢植えをする時に、ぜひやってみましょう。

3.まとめ

今回は、鉢植えに使える基本用土の作り方、6種類の土について紹介しました。

ガーデニング初心者は、まず基本用土の作り方を覚えてから、草花や容器にあったブレンドの仕方にチャレンジしてみてくださいね。

草花が良く育つ土作りを目指しましょう!

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庭植えを楽しむなら土が基本!土作りの基本ポイント5つをご紹介

寒い冬が終わり気温も段々と上昇してくる中、ガーデニングに最適な季節が到来しましたね。
春は「何を植えようかな?」と考えを巡らすのも楽しい季節。
植える植物が決定したら、その前に「土作り」をしておきましょう。
土は花や野菜が育つ上でとても重要な要素。
7今回は、土作りの5つのポイントについてご紹介します。

どうして「土作り」が重要?

園庭や鉢で植物を育てるとき、日光や水分と同様に土はとても重要な役割を果たします。植物にとって土は人間の「住居」と言うことができるでしょう。
土質の善し悪しは、水分の吸収・排出・養分の摂取・根の安定など植物の生長に大きな影響を与えます。
植物にとって「良い土の条件」とはどのようなものか4つのポイントに絞って見ていきましょう。

・保水性
土の中に水分を含む度合いを指します。
保水性を保つことで植物は水を吸収して生長することができます。
・排水性
土の中の不必要な水分を排水する力を指します。
排水性がないと、いつまでも余分な水が土の中にとどまり、根が腐ったり新鮮な空気が土の中に入ってきたりするのを邪魔します。
・通気性
新鮮な空気が土の中に入り込む度合いを指します。
植物は葉以外に根からも酸素を吸収しますが、通気性のない土では根が窒息して根腐れの原因になることもあります。
・保肥性
土の中に肥料を蓄える力を指します。
保肥性がないといくら肥料を施しても植物が栄養を吸収しないので、与える意味がなくなります。

このように元気な野菜や花を育てるためには、最初の作業項目である「土作り」が重要なことがお分かり頂けると思います。
まず植物を植える場所が決定したら、枝・石・雑草などの余分なモノを取り除いておきましょう。

土の酸度を調べる

植えたい花や野菜が決まったら、土壌酸度計を使って土壌酸度を測ってみましょう。
土壌酸度はpH で表し、7が中性・7以上は酸性・7以下はアルカリ性と判断します。
以下のように花や野菜によって好む土壌酸度は異なります。

トマト6.0~6.5pH
ソラマメ6.5~7.0 pH
大根5.0~7.0 pH
スズラン・キキョウ 5.5 pH以下
サクラ・ライラック 6.5~7.5 pH

一般的な植物であれば5.5~7.0 pH位であれば育つことが可能ですが、スズランやキキョウのようにアルカリ性の土壌を好む植物もあるので、事前に調べておくことが重要です。
日本は雨が多いので、放置しておくと土が酸性に傾きやすくなる傾向にあります。
基本的には植え付けをする2~3週間前(土を耕した後)に苦土石灰などの施して植える植物にとって適正な土壌になるように調整しておきましょう。

土を耕す

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冬の間、雪に埋もれていた土やしばらく使用していない土は硬くなっている傾向にあります。
ふかふかとした柔らかい土を作るためには、スコップや鍬を使って土を耕していきましょう。
耕す深さは約30㎝位。大きな土の塊などは、通気性を阻む原因になるので細かく砕いておきましょう。

堆肥・肥料を施す

土を耕し、酸度調整のための苦土石灰などを施して最低1週間が経過したら、堆肥と肥料を施します。
有機質(落ち葉や家畜のふん)を発酵させた堆肥を使う目的は土壌改良をするため。
堆肥は良い土のポイントとなる保湿性・排水性・通気性の質を高め、微生物を増やし、柔らかい土になるように導いてくれます。
基本的には1㎡に2~3㎞の堆肥が適量ですが、種類によって量は異なるので、よく確認してから蒔くようにしてください。
散布方法は植える場所全体に均等に行き渡るように施すこと。
蒔いた後は鍬を使って耕して土に馴染ませるようにします。

堆肥を施したら次のステップは肥料です。
肥料には固形と液体、化成肥料と有機肥料があります。
土作りの段階では固形タイプの肥料を使い「窒素・リン酸・カリ」の植物に必要な3要素がしっかりと配合されている化成肥料を使うと良いでしょう。
堆肥と同じく、まんべんなく適量を散布したらスコップなどで耕して土と馴染ませるようにしてくださいね。

畝を作る

畝とは家庭菜園で野菜などを育てる時に作る「土が盛り上げられたところ」を指します。
畝を作る理由には、雑草が生えづらくなる・栽培管理や作業がしやすい・排水性が良くなることなど。
畝を作る時はスコップや鍬、半月鍬などを使います。
畝は植物に日光がまんべんなく当たるように、東西に延びるように設置しましょう。
畝の幅や高さは植える野菜などによって異なります。
野菜の大きさや必要な株間を事前に調べておくようにしましょう。
一般的には、幅が肩幅から1m位、高さが20㎝位のものを作ると、多くの野菜に適用することができますよ。
大きく育つ野菜を育てる時は、畝と畝の間隔を広く確保しておくことも忘れずに。
また、畝にマルチングをする時は、畝幅に合わせてマルチのサイズを選んでおくことも大切です。

花や野菜の生長は、土の質に大きく左右されます。
小さいスペースでの土作りは人の手で行うことができますが、広い場所では耕耘機などの機械の力を借りた方が楽かもしれませんね。
植物の種類によって細かなポイントは違いますが、土作りは一度覚えてしまえば難しいことはありません。
植え付けの前に行う土作りをしっかりと行うことで、綺麗な花を咲かせたり、栄養価のたっぷりある元気な野菜を収穫したりしてガーデニングを楽しみましょう。

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