カランコエは品種の多さ、可愛らしい小さな花が特徴の多年草の多肉植物です。
開花時期が長く花の色や形も豊富、ガーデニング初心者でも育てやすいことから、室内外問わず多くの場所で栽培されてきました。
そこで今回この記事では、カランコエの育て方を8つのコツにわけてご紹介していきたいと思います。
●カランコエってどんな植物?
カランコエはマダガスカル・アラビア半島・東南アジアなどが原産地とされる多年草の多肉植物です。
草丈は約5センチから1メートルと品種によって開きが大きいですが、基本的にはどれも厚さに強く、寒さと日陰に弱い特徴があります。
カランコエは開花時期が12月から6月にかけてと冬の時期に花を楽しめる貴重な植物。
葉や花の形もバラエティに富むため、複数の品種を組み合わせて植えて楽しむこともできます。
●カランコエの人気品種は?
ここではカランコエの人気品種をご紹介します。
同じカランコエでもそれぞれ特徴や魅力が異なりますので、お気に入りを見つけてみましょう。
・クィーンローズ
おはようございます(^-^)/
— もも (@blumen8783) November 30, 2019
12/1誕生花、カランコエ
花言葉、ときめき。
別名ベニベンケイ(紅弁慶)。花期は10~6月。今日のカランコエは八重咲きのクィーンローズという品種です。色々な花色や咲き方も魅力のカランコエは短日植物なので陽に当たる時間が12時間以下になると花が咲きだします。 pic.twitter.com/sphOzM8jqS
バラのような八重咲き品種。
華麗かつ豪華な見た目で花は約1ヵ月咲き続けます。
・ピトン
…で、カランコエのピトン💠覆輪咲きのカランコエに衝撃を受けた事を覚えています。 発売当時はオレンジ系の覆輪咲きのみでしたが、今はピンク系の覆輪咲きも出て来ていますね😊 pic.twitter.com/2ER3XDlPKd
— 黄華 (@rosario_bianco) February 11, 2020
星型の花びら、覆輪(ふくりん・花弁の周りが本来と異なる色が入る)が特徴。
市場にはあまり出回っていない珍しい品種です。
・ミリオンスター
おうちに5⭐️がやって参りました
— ちょこ🌸🤝🍙🌟🌟🌟🌟🌟🌟 (@5449chokokun) July 9, 2019
綺麗に咲いてくれました
しかも黄色で星型に見えるお花なんですよ(自分的に)
そして黄色のカランコエも
お名前がなんと
"ミリオンスター🌟"‼︎
これしかないと
今日のお花に致しました😊
#私の_世界に一つだけの花
#SMAPとファンが笑顔になれますように
#SMAP pic.twitter.com/AugM18TiEf
小さく繊細な花が魅力。カランコエの中でも手に入りやすい品種です。
・カランディーバ
Kalanchoe 'Kalan Diva'
— Hiro Kitsukawa (@zepkit) March 24, 2017
カランコエ ‘カランディーバ’ pic.twitter.com/6YFT6vl5xB
極小輪の八重咲き品種。
多くの花を密集して咲かせ、高い気温のもとでは次々と花が咲きます。
●カランコエは鉢植えがおすすめ!
薔薇咲きカランコエ クイーンローズ ピンクパリ 5.5号鉢サイズ 鉢植え 鉢カバー付き🍀
— 薫る花 (@kaoruhana_01) February 19, 2019
○#薫る花 #fm802 #カランコエ #ピンクパリ #鉢植え #多肉植物 #観葉植物 #誕生日プレゼント #お誕生日プレゼント https://t.co/b52xRHIdDO pic.twitter.com/YdCjpvnPC4
寒さに弱いカランコエが耐えられるのは約5度。
日本国内での地植えは冬期に株が弱ってしまいますので鉢植えで育てましょう。
日光を好むため暖かい時期は戸外で育て、気温が低下してきたら室内に取り込んで育てるのがベストです。
ただし夏季の強い直射日光は葉焼けの原因となるため避け、真夏は明るい日差しの元、風通しのよい環境で管理してください。
●カランコエは短日植物
おはようございます!
— 大西 晴樹 倉吉のホムセン【晴ちゃん】 (@r34h15_inai) October 27, 2017
気温は15℃、曇りの倉吉
ベンケイソウ科の多肉植物
『カランコエ』
冬から春にかけて可愛い花を咲かせてくれます。短日植物なので室内で育てる場合は夜間の光に気を付けましょう。花言葉は「おおらかな心」
おおらかな心で過ごそう(^^)#ホムセン #ガーデニング pic.twitter.com/2jydvLYnG4
短日植物とは、日光が出ている昼の時間が短くなるにつれて花を咲かせる植物をさします。
カランコエの他に、ポインセチア・アサガオ・コスモス・キクなどが短日植物の仲間です。
日光が当たる時間が短くになるにつれて蕾が出て花が咲く仕組みなので、戸外の適切な自然環境の中で育てているなら、自然に花は咲くでしょう。
ただし一年中室内で夜間に人工照明に照らされていると、花が咲きづらくなりますので短日処理が必要です。
秋以降に花を咲かせるなら、夏に短日処理を開始させるのが基本。
鉢をすっぽり覆うことができるダンボールを用意して、17時から翌日7時くらいまでのあいだ照明の当たらない環境を作ってあげてください。
短日処理が上手にいけば、30~40日ほどで蕾がでてくるので、それまで毎日欠かさずに短日の状態を維持し続けることが大切です。
●カランコエの土・水やり・肥料
夕方の水やりを庭中の植物達にあげました😃💦
— つくし(多肉植物垢)🔰(№23) (@YFNxrZV0cssWGuy) August 23, 2020
少しは気温さがってるんだろうけどやはり汗が出る。
植物育ててると時間があるようで無いな(笑)
朝だけ水やりならまだ時間あるけど。
ピンクの八重咲きカランコエ日当たりいいところに出して水やりを毎日してるけど調子がいいです🌸#多肉植物 pic.twitter.com/4RulYoPNu3
土は排水性の良いものを選択しましょう。
市販されている土を利用するなら、サボテン用または多肉植物用培養土が適しています。
また配合するなら小粒または中粒の赤玉土、ピートモス、川砂を5:2:3の割合で作るとよいでしょう。
カランコエの水やりは季節による調節が必要です。
頻度とポイントは次のとおりです。
・春から秋……土の表面が乾燥したら水やり
・冬……土の表面が乾燥してから2~3日後・乾燥気味がポイント
・傷む原因となるため、葉に水がかからないようにする
・冬期は室内の暖房が直接当たらないようにする
また肥料が必要になるのは真夏を避けた成長期の5~9月にかけて。
半月に1回のペースで適量の液体肥料を与えますが、冬期は必要ありません。
●カランコエの剪定・切り戻し・花がら摘み・摘心
花がら摘みした紅弁慶(カランコエ)でフラワードレスチャレンジ🌷一度やってみたかったの♡#フラワードレスチャレンジ #はな言葉 https://t.co/yUmCV9bRMd pic.twitter.com/AOqn5EwPda
— 紅子️🌱😛 (@67_serendipity) May 5, 2020
剪定の頻度は2年に1度くらい。徒長している部分や葉が混み合っている部分は開花時期の終了後に剪定しておきましょう。
花がら摘みは、花が咲いて約3割枯れたら花茎の付け根からカットします。
カランコエは次々と花茎ができるので、花がら摘みをしておくと次の花茎の成長促進につながります。
●カランコエの増やし方
「枝が折れてしまったから、良かったら挿し木にして育てて」と頂いたカランコエ。
— よしきみ (@hukukyamiairi) February 15, 2021
オレンジ色は珍しいのかな?
1つ花が開きました(^O^) pic.twitter.com/E4jI48PXSy
カランコエは挿し芽をして増やすことができます。
用意するものは、挿し木用の土またはバーミキュライト。
清潔な環境がうまくいく条件ですので、使い古しの土は避けてください。
使う部分は4枚の葉がついている茎の部分で、土に挿しておくと約30日で根が出てきます。
●カランコエの病害虫
#多肉植物【カランコエ】カイガラムシにやられ青息吐息! pic.twitter.com/uUHXBnxAUM
— Mr.Ojisan (@mr_ojisan) November 2, 2014
気をつける病害虫は、灰色かび病・うどんこ病・アブラムシ・カイガラムシなどです。
うどんこ病やカイガラムシは風通しの悪い環境で発生しやすいので、空気の流れの良い場所での管理がポイントです。
また灰色かび病は気温が低く多湿の状態で発生しやすいので、こちらもカランコエの適する環境での栽培を心がけましょう。
●まとめ
多くの品種、カラフルな花色が楽しめるカランコエ。
栽培で特別難しいことはありませんが、花を咲かせるためには自然の摂理に見合った日光量のもと育てるのが重要です。
「室内栽培で蕾が出てこないな」と思ったら、今回ご紹介した短日処理を施してあげてくださいね。