冬になってくると花壇の宿根草や多年草は姿を消し、どうしても寂しい印象になってしまいます。
そんな冬のガーデンを鮮やかに彩ってくれるのが、寒さに強い花を使った冬の寄せ植えです。
今回は耐寒性が強い、冬の寄せ植えにおすすめの植物をご紹介していきます!
ガーデンシクラメン
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ガーデンシクラメンは、従来のシクラメンに耐寒性をプラスし、屋外でも育てることができるよう品種改良された花です。
花色は白・ピンク・赤があり、フリルのような咲き方をしたガーデンシクラメンも人気です。
花は4月ごろまで開花。
耐寒性が強く、冬の寒さや凍結、霜にも負けずに咲いてくれることから、冬の寄せ植えに重宝されています。
そんなガーデンシクラメンを絶え間なく咲かせ続けるコツは、日光と肥料にあります。
まず日光についてですが、ガーデンシクラメンは過湿に弱く、葉が腐ってしまったり、枯れてしまうことがあります。
それを防ぐには、日光にしっかり当ててあげることが必要になります。
硬めの葉の下からニョキニョキと茎を伸ばして蕾を出すので、
日光が当たるよう葉組みをしてあげると、風通しもよくなり、開花も進むでしょう。
そして肥料についてですが、植物は花を咲かせるのにリン酸を使います。
リン酸が不足してくると花付きが悪くなるので、1週間から10日に1度は液体肥料をあげるようにするといいでしょう。
この2つのコツをしっかり押さえておけば、ガーデンシクラメンの花が絶えることなく、綺麗な花を寄せ植えで咲かせ続けてくれますよ!
プリムラ
プリムラは色のバリエーションがとても豊富。
主にポリアンサやジュリアンといった種類が、園芸店で多く出回っています。
咲き方も一重のタイプ、バラ咲き、フリル咲きなどさまざま。
自分が作りたい寄せ植えに合ったプリムラを選ぶことができますよ。
プリムラはコンパクトに成長し、それほど大きくなることもないので、寄せ植えのリースに向いています。
耐寒性に優れているので、12月にクリスマス用のリースをプリムラを使って作るのもおすすめですよ。
育てる上でのポイントは、終わった花柄を摘み取ること。
そして過湿にしすぎないように管理することです。
花は密集して咲き、次第に茶色くなって腐り、カビの原因になってしまいます。
手やハサミを使って、根元の方から枯れた花を摘み取りましょう。
また、水やりの際には土が乾いてから、水やりをするようにします。
その時に花に水がかからないように気をつけ、株元にあげるようにするといいでしょう。
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アリッサム
小さな可愛らしい花をたくさんつけてくれるアリッサム。
耐寒性があり、コンパクトに育つので、冬の寄せ植えに大活躍する花です。
アリッサムは単色でも売っていますが、
1つのポットに4種類くらいの花色が違うアリッサムを入れた、ミックスという苗も販売されています。
ミックスの苗は、そのまま寄せ植えとして植え込むと大変カラフルで、華やかな寄せ植えになるのでおすすめです。
株分けをすることもできるので、寄せ植えに散らして植えるといった使い方をすることも可能です。
アリッサムは湿気に弱いので、天候が悪い日は軒下に取り込んでください。
天気がいい日は、しっかりと日光に当ててあげましょう。
日頃の手入れについてですが、黄色くなった葉は摘み取ります。
その際に、手でむしると花茎ごと折れてしまうことがあるので、ピンセットを使うことをおすすめします。
アリッサムはとても細い茎なので、優しく扱ってくださいね。
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パンジー・ビオラ
パンジーとビオラは、開花期が長く耐寒性がある一年草の代表です。
非常に多くの花色があり、アンティークなカラーや淡い色、シックな色味のものまで年々とその種類は増えています。
パンジーとビオラの苗は、早いところでは10月に苗が販売されます。
しかし、まだ気温が高い時期に苗を購入してしまうと、
なかなか成長してくれず、枯れてしまうことがあるので注意しましょう。
気温が下がってきた11月ごろまで待ってから、購入することをおすすめします。
パンジーとビオラは、花が咲き終わるとすぐにタネをつけてしまいます。
タネをつけると苗が弱ってくるので、花が萎れた時点ですぐに根元から摘み取りましょう。
植え付け後は、花と蕾を摘み取ることで、パンジーとビオラが根を伸ばすことに集中することができます。
すると株が大きくなり、花数もより増えていくでしょう。
花をたくさんつけてくれるので、1週間から10日に1度は液体肥料をあげることをおすすめします。
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ハボタン
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キャベツのような姿が特徴のハボタン。
以前は大きなハボタンを花壇に植えるのが主流のスタイルでした。
その姿からあまり魅力を感じないという方も多くいましたが、
今では品種改良により、非常に人気が高まっている冬の代表的な花のひとつです。
まるでバラのように咲くハボタン、光沢があるもの、アンティークカラーのものなど、種類が豊富にあります。
耐寒性があり強健。コンパクトで可愛らしいハボタンに、寄せ植えとしても大活躍!
ラメを付けたハボタンも人気で、クリスマスやお正月を綺麗に飾ってくれるでしょう。
育て方はとても簡単で、水やりをしていれば元気に育ってくれる優秀な植物です。
日光に向かって茎を伸ばしていくので、適度に寄せ植えの向きを変えてあげるといいでしょう。
たとえ茎が折れてしまっても、土に挿しておけば自然と発根してくれるといった強さもあります。
寄せ植えの見頃が終わったら、ポットに植え替えて養生することで、踊りハボタンといった咲き方を楽しむこともできます。
多年草の植物なので、上手に育てれば翌年も違った姿でハボタンを鑑賞することができるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
まとめ
今回は耐寒性がある、冬の寄せ植えにおすすめな植物を5つご紹介しました。
それぞれの育て方のコツを押さえ、たくさんの花を咲かせることで、素敵な寄せ植えを長く楽しむことができます。
これらの花を使って、クリスマスやお正月にぴったりの寄せ植えを作ってみてはいかがでしょうか?