庭に植える植栽やシンボルツリー。
「何を植えようか?」と悩んでいる方のために、常緑樹と落葉樹別におすすめの庭木を厳選しました。
和風、洋風、モダン、雑木風など、住宅や外構の雰囲気に合った庭木を植えて、おしゃれな庭づくりを目指しましょう。
1.常緑樹におすすめの庭木5選
まずは常緑樹からおすすめの庭木を5選紹介していきます。
1-1.常緑ヤマボウシ
ハナミズキとよく似た花をつけるヤマボウシには、常緑樹の性質を持つホンコンエンシスという種類が庭木の中でも人気を博しています。
成長速度が緩やかで管理がしやすく、一年中葉をつけていることからシンボルツリーにも最適。
5月ごろには白い花が咲き始めるため、花木としてもおすすめです。
1-2.ユーカリ
南欧風、北欧風、英国風など、洋風の庭づくりをしたい方にはユーカリがおすすめ。
春から夏は爽やかなシルバーの葉色が楽しめますが、秋になると葉が次第に赤く色づき始め、シックな色合いの常緑樹となって庭を飾ります。
ユーカリをシンボルツリーや庭木として大きく育てるなら、ユーカリ・グニーやユーカリ・ポポラスといった種類がおすすめですが、成長が早いので毎年の剪定は必須です。
1-3.ハイノキ
繊細な雰囲気を感じられるハイノキは、洋風、和風、雑木風など、さまざまなテイストにマッチするおすすめの常緑樹です。
特におすすめしたいポイントは、成長がとても遅い庭木であること。
管理や剪定が面倒な方や、忙しくてあまり手入れができない方にとっては、非常に育てやすく、重宝する庭木といえるでしょう。
1-4.ソヨゴ
ソヨゴは絶えず明るい葉色で彩りを与えてくれ、風が吹くと鳴るカサカサとした葉音や秋になる赤い実など、楽しみ方が豊富なおすすめの常緑樹です。
ソヨゴもまた成長スピードがゆるやかな庭木であるため、管理がしやすいメリットも。
明るい日陰でも育つため、日陰の緑化にもおすすめです。
1-5.シラカシ
シラカシはどんぐりがなり、強健なことでも有名な人気の常緑樹です。
日陰でもよく育ち、耐寒性が強く、塩害や潮風にも絶えられることから、場所や環境をを選ばずに植えられます。
萌芽力が強いので、生垣や目隠し目的で植えるのもおすすめ。
強く刈り込んでも平気なため、初心者でも管理がしやすい庭木です。
2.落葉樹におすすめの庭木5選
秋の紅葉が美しい落葉樹。特におすすめの庭木を5つ紹介します。
2-1.アオダモ
アオダモは落葉樹の中でも非常に人気の高い庭木です。
美しいシルエットと繊細な雰囲気が魅力を放ち、住宅の外観を一段とおしゃれな印象にしてくれます。
アオダモは高木なので広いスペースにゆったりと植えるのがおすすめ。
和モダンや洋風住宅、雑木風の庭づくりにも役立つでしょう。
2-2.ヒメシャラ
赤褐色の幹が特徴的なヒメシャラ。
新緑と紅葉が非常に美しく、6月ごろには可愛らしい白花を咲かせて、季節を通して色々な姿を見せてくれる魅力たっぷりの庭木です。
ただし、西日や乾燥にはあまり強くないため、半日陰や明るい日陰に植えるのがおすすめです。
基本的には自然樹形を楽しむ庭木なので、剪定はほとんど必要ないでしょう。
2-3.ジューンベリー
ジューンベリーは果実が食べられるおすすめの落葉樹です。
4月ごろに花が咲いたあと、6月にはたわわに実ったジューンベリーの実を収穫できます。
シンボルツリーにするのはもちろん、秋の紅葉やナチュラルな樹形などにも大変魅力があるので、景観を楽しみつつ、収穫体験も興じてみてはいかがでしょうか。
2-4.イロハモミジ
秋の紅葉といえば、イロハモミジを想像する方が多いはず。
落葉樹の代表格であるイロハモミジは、新緑と紅葉、落葉後の寂しげな佇まいなど、四季折々の姿が楽しめる庭木です。
ただ、夏の直射日光が当たる場所では葉焼けをすることがあるため、植え付け場所は半日陰がおすすめ。
庭に一本植栽するだけで存在感のある庭木となるので、アクセントツリーとして植えるのも最適でしょう。
2-5.コハウチワカエデ
モミジよりも柔らかな印象づくりに役立つコハウチワカエデ。
秋の紅葉が綺麗な落葉樹の仲間です。
和のテイストにはもちろんのこと、洋風な住宅やモダンな雰囲気にもおすすめできます。
しかし、コハウチワカエデも夏の直射日光や西日に弱い傾向があるため、半日陰に植えるか、住宅の影になる場所などを選んで植え付けてください。
乾燥予防に下草や低木を株元に植え付けるとなおいいでしょう。
3.まとめ
今回は常緑樹・落葉樹別におすすめの庭木を紹介しました。
庭木は住宅の外観や庭をワンランク上の雰囲気にし、緑溢れる風景が楽しめます。
また、景観が豊かになるだけでなく、季節の変化を感じとれたり、リラックス効果が得られたりといったメリットも豊富です。
緑豊かな庭づくりのためにも、今回紹介した常緑樹・落葉樹をぜひ家に迎え入れて、四季折々の姿を楽しみながら育ててみてはいかがでしょうか。