春を迎えると、花壇には美しい花々が咲き誇ります。
草花だけではなく、一緒に球根植物を植えてみてはいかがでしょうか?
花壇をより美しく引き立たせてくれますよ。
今回は球根植物の中でも、特におすすめしたい6種類の植物をご紹介します。
チューリップ
春の花の代表でもあるチューリップ。
今では非常に多くの品種が栽培されているため、花色や形、咲き方などは多岐に渡ります。
可愛らしい花が最大の魅力で、切り花としてプレゼントしても喜ばれるでしょう。
好みのチューリップの球根を見つけて、ぜひ花壇で育ててみてくださいね。
チューリップは10月ごろから遅くても12月いっぱいまでに、日が当たる場所に植え付けるようにしましょう。
用土は保肥性に優れたものを好みます。
球根3つ分の深さを意識して植え付けてください。
球根の皮を剥いた方が良いのか?という声をよく聞きますが、どちらかと言えば剥いた方が良いです。
球根の下側には丸く円があり、そこから根が発根していきます。
その部分に皮があると、スムーズに根を下に伸ばすことができません。
発根する部分を傷つけないよう、丁寧に皮を剥いてあげるといいでしょう。
チューリップは水が好きなので、地植えの場合も乾燥が気になるようであればしっかり水やりをして管理してください。
花が萎れてきたら、切り取って液体肥料をあげてお礼肥を施します。
葉が黄色くなったら掘り上げて乾燥させると、来年も楽しむことができますよ。
https://www.instagram.com/p/BpzNeZRgrnH/?hl=ja&tagged=%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97
https://youtu.be/JmSzgKZ1L9k
ムスカリ
ムスカリは紫色の草丈の小さい花を咲かせます。
アルメニアカムという品種は、一つの球根から多くの花をつけるので特に人気です。
10月から12月いっぱいまでの間に、球根1個分の深さに植え付けをします。
しかし、あまり早い時期に植え付けてしまうと、葉が伸びすぎて見た目がよくありません。
なので11月ごろになってから植え付けるのが理想的です。
育て方は地植えであれば、特に水やりをしなくても大丈夫でしょう。
鉢植えで育てている場合には、土が乾いてから水やりをするようにし、日向で管理します。
ムスカリは一度植え付ければ、特に掘り上げることをしなくても夏越しができ、再び春には開花してくれる優秀な球根植物です。
初心者の方でも失敗がなく、簡単に育てることができるので、ぜひ花壇に群生させて育ててみましょう。
https://twitter.com/hana_selection/status/1055851328415719425
https://youtu.be/hl_g26bWyEU
アネモネ
アネモネはこんもりと茂るような葉の中から、いくつかの長い茎を出して花を咲かせます。
赤・青・紫・白の花色が代表的です。
植え付け時期は、10月から12月を目安に5センチくらいの深さに植え付けます。
寒さが厳しいような降雪地帯であれば、10センチ以上の深さに植え付けるといいでしょう。
植え付ける時に注意してほしいのが、球根の上下の向きです。
少し分かりづらいですが、尖った部分がある方が下になります。
平らな方から芽が出てくるので、チューリップとは逆だということを覚えておくといいでしょう。
葉が黄色くなって枯れ始めてきたら、掘り上げて乾燥させます。
日陰の風通しのいい場所で保管しておきましょう。
【アネモネ】
ギリシャ神話が名前の由来となっている花。
「風の神ゼフュロスが妖精アネモネに恋をしてアネモネが一輪の花に変えられた」という神話が由来です。
花言葉は『君を愛す』や『儚い恋』 #花から手紙 pic.twitter.com/8EXZXMdTIo— 🌸花言葉 -RENDEZVOUS- (@Letter_flowers) September 24, 2018
https://youtu.be/Ng6DSmt7Oc4
ラナンキュラス
何重にも花弁を付け、バラにも負けない一輪だけでもとても存在感のあるラナンキュラス。
パステルカラーの花色を合わせれば、とても可愛いい花壇になるのでおすすめです。
しかし、ラナンキュラスの育て方にはちょっとコツがいります。
まず、植え付ける前に球根を水で給水させてあげましょう。
水で湿らせたキッチンペーパーに球根を包み、冷蔵庫で一晩寝かせます。
こうすることで、ラナンキュラスの球根が急激に水を吸って腐ることを防ぎます。
植え付け適期は11月から12月の間。球根の向きはいくつかの突起がある方が下で、平らな方が上になります。
球根1〜2個分の深さを目安に植え付けましょう。
植え付け後は水やりをし、その後は土が乾いてから水やりをするようにしてください。
霜や寒風に弱いので、地植えでも鉢植えでもマルチングをしてあげた方がいいでしょう。
日当たりのいい場所で育ててください。
ラナンキュラスも夏越しができないので、葉が黄色くなってきたら掘り上げて乾燥させましょう。
カビが生えないよう、風通しのいい日陰で保存してください。
https://www.instagram.com/p/BiYif2YnTg0/?hl=ja&tagged=%E3%83%A9%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%82%B9
シラー
こんばんは🌉
風の強い一日でした🌀シラー・シビリカ❄❄
透明感のあるブルーがキレイです❄
よーく見ると葉っぱにアリさん🐜
¨**★❄★**¨**★❄★**¨ pic.twitter.com/2Ct3YjjksX— kumi ꕤ*.゚ (@kumi59661974) April 6, 2018
釣り鐘型の形や、小さなユリのような花の形をなど、品種によってさまざま姿を楽しめるシラー。
春の花壇に可憐な花を咲かせてくれます。
植え付けは9月中旬から11月まで、球根1個分の深さに植え付けるようにしましょう。
植え付け後は、土が乾いてから水やりをするくらいで、特に肥料も必要ありません。
また、球根を掘り上げずに植えっぱなしでも大丈夫なので、管理の面ではとても楽な球根植物です。
https://youtu.be/DT5K33Xq8RM
フリージア
https://www.instagram.com/p/BmiNT3CDlqY/?hl=ja&tagged=%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A2
フリージアの原産地はアフリカ。
花は美しく大変人気があり、切り花としても多く出回っていますが、寒さに若干弱いので開花までの管理に注意が必要です。
植え付け時期は9月中旬ごろから11月です。
球根1個分の深さに植え付けますが、できるだけ霜や寒風が当たらない場所へ植え付けましょう。
芽が出てから寒さにやられてしまうと、茶色くなって枯れてしまいます。
寒さを防ぐため、腐葉土やマルチング資材で覆ってあげるといいでしょう。
冬をしっかり越すことができれば、春に綺麗なフリージアを目にすることができますよ。
乾燥気味に育てるのがポイントで、過度な水やりは避けてください。
球根は葉が黄色くなってきたら彫り上げますが、そのまま植えっぱなしでもどちらでも大丈夫です。
しかし、夏場は休眠期なので植えっぱなしにする場合は、水やりはしないようにしましょう。
https://youtu.be/pNMVFEwdyn0
まとめ
球根植物を上手に咲かせるには、それぞれの育て方をしっかり知ることが必要になります。
ラナンキュラスやアネモネは、球根を植え付ける時に上下の向きに注意しましょう。
また、寒さに弱いフリージアとラナンキュラスには寒さ対策が必要になります。
チューリップやムスカリ、シラーは簡単に育てることができるので特におすすめです。
花壇に球根植物を植えて、春の花壇を楽しみに待ちましょう!