留守中の水やり対策!おすすめ方法5選をご紹介

ガーデニングをするうえで欠かせない定期的な水やり作業。


植物にとって「水は生命線」ともいわれ、個体によっては2~3日与えないと枯れてしまうものもあります。


特に夏場、生長期の水分を必要とする時期に、家を留守にしなければならない際の水やり対策に悩んだ経験はありませんか?


そこで今回は、留守中の水やり対策に便利な方法5つをご紹介したいと思います。

●ペットボトル差し込み式

人の手を介さない水やりの中で、一番目にする機会が多いのが「ペットボトル差し込み式」ではないでしょうか。


用意するものは、ペッドボトルと蓋の部分に装着するキャップの2つ。


キャップは100均やホームセンターで販売されているので、手軽に入手が可能でしょう。


使用方法はペットボトルに水を入れ、キャップを装着して土に挿し、植物に水を吸水させるだけ。


ボトルの大きさやキャップの水量調節の度合いにもよりますが、長いもので約20日間効果を発揮する商品もあります。


差し込み式のキャップ部分はどれも安価で購入できるので、いろいろ試してお気に入りを見つけるのもいいかもしれませんね。

●毛細管現象

今回ご紹介する中で一番アナログともいえるのがこの「毛細管現象」を利用した水やり方法です。


毛細管現象とは、液体の中に紐(細かい線維のもの)を入れると線維の中に水が浸入することで、重力の影響を受けずにあらゆる方向に水が浸透していく状態をいいます。


毛細管現象を利用した商品には、紐の部分や紐の先に付けるキャップがセットになっているものもありますが、家にある素材を利用して自作するのも可能です。


用意するのは、ペッドボトル・紐・ストローの3つのみ。


紐の素材は水を吸い上げやすい不織布・綿・麻が適しています。設置方法は次の通りです。


1 紐をストローに通す
2 ペッドボトルの上部まで水を入れ、紐を鎮める
3 反対側の紐を土にしっかり埋める


ペッドボトルはそのまま床に置かず、ボトルの底面が鉢の高さくらいの場所に設置すると効率よく水が土に行き渡りますよ。


なお毛細管現象を利用した水やりは、時期や部屋の温度にもよりますが1週間ぐらい留守にする時にも対応できる水やり対策です。

●保水剤

保水剤は留守中の水やり以外にも、以下のようなさまざまな目的で利用できるアイテムです。

・乾燥しやすい土壌環境改善
・水やりの手間を省きたいとき
・水を節約したいとき
・雨水が期待できないとき



ホームセンターや園芸店では多様な保水剤が販売されています。


商品によってタイプや使用方法は異なり、水に混ぜてから使用するタイプ、土の上にばらまくタイプ、土に混ぜ込んでおくタイプなどがあります。


一度使用すると数週間から、長いものなら数年間効果が持続。


もちろん保水剤が植物に悪影響を与えることはなく、水分のみならず肥料を溜めておく効果も期待できるため、土壌改良したい人にもおすすめです。

●自動水やり機

自動水やり機は、その名の通り自動で水やりをしてくれる機械です。


ペッドボトルの差し込み式と同じようなルックスをしている商品が多くみられますが、異なるのは水やり間隔の日数・時間と1回当たりの水やり時間をタイマー設定できる点にあります。


また、ペッドボトルではなく容量の大きなボトルがついているものは、長期留守にする場合や大きな植物の水やりに重宝します。


複数のノズルがセットになった商品もあるので、沢山の鉢の水やりをした人にもおすすめです。

●散水タイマー

散水タイマーは、自動水やり機と同様に水やりのタイミングを設定できる機械ですが、蛇口に機械を取り付けるタイプが多いため、庭のような広いガーデニングスペースでの水やりに適しています。


タイマーは電池式、手動式、ダイヤル式などがあり、旅行などの長期間留守にする間はもちろん、雑草抜きや剪定など他の作業をしている間に使用して効率的にガーデニング作業をすすめるのにも役立ちます。


各商品によって値段はまちまちですが、あまり安価なものを購入すると故障しやすかったり、水漏れがおきやすかったりするので、口コミなどを参考にして、良い商品を見極めることをおすすめします。

●その他

既述のように留守中でも鉢や庭に水やりができる商品が多数ありますが、少しでも鉢やプランターからの水分が飛ばないように、これらの方法にプラスして小さな工夫を施しておきましょう。


・土の表面にマルチングをする
・湿気の多いバスルームに置いておく
・日光の当たりやすい場所から日陰へ移動させておく
・鉢やプランターの皿に水を張る、または濡れたタオルを敷いておく



これらの方法は、乾燥を好む植物には根腐れや枯れる原因になる場合があるので注意が必要です。


育てている植物が水を好むのか、または乾燥を好むのかの特徴を把握しつつ、手間をかけてあげましょう。

まとめ

留守中の水やり対策5つをご紹介しました。


今まで躊躇していた長い旅行も、これらの方法を活用すれば気兼ねなく出掛けられますね。


まずは手元にある植物の特徴を踏まえ、ぴったりな水やり対策をして長期の外出を楽しんでくださいね。

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