ブルーベリーの苗木選びから収穫まで 栽培手順6ポイントをご紹介!

北アメリカを原産地とし、150以上の品種があるといわれているブルーベリー。

近年の健康志向で注目を集め、それほど高くならない樹高を理由に庭木としての人気が高まっています。
初夏には白やピンクの花、夏の収穫、秋の紅葉で季節の移ろいを感じられるブルーベリーの木を育ててみませんか?

そこで今回は苗木選びから収穫まで、ブルーベリー栽培の流れを6ポイントにまとめて解説します。

■栽培環境と品種

日なたを好むブルーベリーの生育適温は10~25℃。
多くの植物は中性から弱酸性の土で育ちますが、ブルーベリーは酸性(土壌酸度pH4.5~5.5)の土を好むのが特徴です。
育てる上で把握しておくのは、ブルーベリーには2つの系統があるということ。それぞれの特徴は次の通りです。

・ハイブッシュ系
ハイブッシュ系のブルーベリーは、寒さに強く寒冷地向けの「ノーザンハイブッシュ」と少し寒さに弱い「サザンハイブッシュ」の2種類に分かれます。
いずれも大玉で果実の色は紫。収穫適期の目安は6~7月です。

・ラビットアイ系
耐寒性が低く暖かい地域での栽培が適しているラビットアイ系は、完熟する直前に果肉が赤くなるのが特徴です。
樹勢が強く比較的土を選ばないため、初心者向きのブルーベリーです。
収穫適期は7月上旬から9月上旬です。

■苗木選択と土作り

ブルーベリーの受粉は虫がおこないますが、ハイブッシュ系・ラビットアイ系のどちらも「自家不和合性」という1本だけでは受粉しにくい特徴をもっています。
そのため、果実を収穫するためには同じ系統で別品種のものを近くに植えることが大切。
スムーズな受粉と質の良い果実の収穫をするためには、2本以上の苗木を購入しましょう。良質な苗木を選ぶポイントは次の2点です。

・枝が太くツヤがある
・ポットの中でしっかり根が張っている


土作りでは植え付け前に土壌を酸性に傾ける作業をおこないます。
土壌酸度計を使ってpHが適正でなければ、改良用土「ピートモス」を利用して土の酸度調節をおこないましょう。
ピートモスは土と混ぜる前に水をいれた容器に入れ、水分を十分吸収させて使用してください。

■植え方

苗木と土の準備ができたら、早速植え付けです。
植え付け適期は落葉期の9月下旬~3月下旬まで。
地域の気候によって、その時期は異なります。

・関東より西 9月下旬~12月初旬
・関東より北 2月中旬~3月下旬


購入した苗木をポットから抜き出した後、しっかりと根を崩しましょう。
植え穴は深さ約30センチを確保し、土の表面に根が這うようにして苗木をセッティングして土を上から優しく被せましょう。
株の転倒を防ぐための支柱を立て、十分な水やりをします。
最後に株の乾燥を避けるために、土の表面にバークチップ・籾殻・ワラなどを敷いて終了です。

■栽培管理(水やり・肥料・剪定)

・水やり
一般的なに庭木とは違い、ブルーベリーは多くの水分を必要とする植物です。
特に植え付けをした1年目は2週間に1回水を与えましょう。
水やりをする時は、株元だけでなく土の中で広がっている根元までしっかりと与えるのがポイント。
根の先の見極めは、地上に出ている枝や葉の広がりと同じくらいと考えましょう。
2年目以降の水やりは、土の表面が乾燥しているのを確認できたら、都度しっかりと水を与えてください。

・肥料
肥料は元肥以外に2回与えましょう。
1 果実が実る直前に追肥(5~6月)
2 収穫後のお礼肥(8~9月)

共に速効性が期待できる化成肥料を、枝葉の広がりよりも外側の場所に与えましょう。

・摘芯と剪定
摘芯は収穫量を増やすために、20センチ以上伸びた新梢の先から3分の1切り落とす作業。
7月以降には来年の花芽が出てくるので、5月~6月のうちに終了させておきましょう。
剪定は1~2月の冬におこないます。
1~2年目のうちは全ての花芽を剪定してしまわないように注意しながら株に栄養を蓄えさせましょう。
3年目以降は、混み合った枝や内側に向かって伸びる枝などを剪定し、病害虫の発生を防ぎましょう。

■気を付ける病害虫

ブルーベリーを育てる上で一番の天敵となるのは鳥(特にヒヨドリ)の存在です。
鳥は収穫期の実を好むため、対策をしないでいると収穫するものがなくなってしまうことも。
果実を取られないようにするためにも「防鳥ネット」でブルーベリーを守りましょう。
鳥の他には、アブラムシ・ハダニ・カイガラムシ・班点病などにも注意が必要です。見つけ次第、適宜薬剤などを利用して対策をしましょう。

■収穫と保存

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🌵 ブルーベリー🍇 オトンナ属🌿 ルビーネックレス(左の鉢) ブルーベリーが、毎日収穫出来るようになりました😊 今日は500g採れました💕 今年は実が少ないような気がしてましたが、そうでもなさそうで嬉しいです😆 とりあえず冷凍して暇な時にジャムを作ろうとおもいます🍇🌟 #garden #gardening #green #succulents #plants #succulover #succulentgarden #succulent #succulentlife #多肉植物 #多肉植物寄せ植え #多肉植物のある暮らし #多肉 #多肉植物好きな人と繋がりたい #多肉ちゃん #庭 #寄せ植え #植物のある暮らし #ブルーベリー #オトンナ#ルビーネックレス #ブルーベリーの収穫

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ブルーベリー実がきちんと青紫に変化して約1週間経過したら、1つずつ丁寧に摘み取っていきましょう。
収穫した果実は通気性の良い容器にラップをかけて保存します。
冷凍庫の場合は約半年保存が可能です。

■まとめ

ブルーベリーは、土壌酸度や鳥害に注意すればガーデニング初心者も容易に栽培ができます。
生でそのまま食べたり、ジャムやソース、ドライブルーベリーを作ったりして存分に夏の果実を堪能してくださいね。

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