夏の気持ちのいい朝にアサガオの花が咲いていると、晴れやかな気分になりますよね。
アサガオの育て方は簡単なので、ぜひ自宅で育ててみましょう。
こちらの記事ではアサガオの育て方について、環境、土、芽切り、種まきなど、ポイント別に解説。
アサガオをこれから育てる人は、育て方のポイントをぜひ参考にしてください。
1.アサガオの基本情報
アサガオ(朝顔)は夏に咲く代表花として知られる一年草です。
開花時期は7月〜10月の時期で、つるを伸ばし次々と花を咲かせます。
特徴としては耐暑性が強いこと、生育旺盛であるため初心者でも育てやすいことが挙げられます。
花色は馴染みのある紫やピンク、青色のほか、複色のアサガオも人気です。
また、アサガオはつるを長く伸ばす性質を持つので、この夏の暑さ対策にグリーンカーテンを作ってみてはいかがでしょうか。
2.アサガオの育て方
それではさっそく、アサガオの育て方をポイント別に紹介していきます。
芽切りや種まきの仕方なども必見です。
2-1.環境
アサガオは日当たりがよく、風通しのいい場所を好みます。
ただし、大きく育ったアサガオは萎れやすいため、半日陰の方が管理がしやすいです。
また、アサガオは短日植物に分類されるので、夜に照明などの光を浴びない場所で育てることも大切です。
2-2.水やり
萎れやすいアサガオは、土の表面が乾いたタイミングで水やりを行ってください。
大きく成長するごとに水も多く欲するので、水切れには十分に注意しましょう。
夏は鉢植えやプランターの土がすぐに乾いてしまうこともあり、朝と夕方1日2回の水やりが必要となります。
夏バテ予防のために、水と一緒に活力剤を混ぜて与えるのがおすすめです。
2-3.土づくり
アサガオは肥沃で水はけのいい土を好みます。地植え栽培では堆肥、腐葉土などをよくすき込んでから植え付けてください。鉢植えやプランター栽培では市販の培養土でも問題ありません。土をブレンドするのであれば、腐葉土7割、赤玉土3割でつくると水はけのいい土づくりができます。
2-4.肥料
肥料には元肥として緩効性肥料を混ぜておきましょう。
肥料は与えすぎると肥料焼けを起こすため、必ず規定の量を守ってください。追肥は液体肥料の場合、1週間〜10日に1回のペースで与えます。
緩効性肥料は1月〜2ヶ月に一度の割合で与えますが、花が咲く前のタイミングで追肥をストップさせてください。
2-5.芽切り
次に、アサガオの種からの育て方を解説します。
アサガオのタネは非常に硬く、水分を吸収しにくい傾向にあるので、そのまま種まきをしてしまうとなかなか発芽しません。
ただし、市販のアサガオは「芽切り」と呼ばれる処理がしてあるものを選べば、そのまま種まきができます。
昨年のアサガオの種などを使うときは、芽切りを行って発芽を促すことが重要です。
芽切りの仕方はまず、アサガオの「ヘソ」と呼ばれている箇所を見つけます。
ヘソはアサガオの芽が出る場所であるため、傷つけないように注意してください。
そしてヘソの反対側を紙やすりやカッターなどで少し削り傷をつけます。
こうすることで種が水分を吸収しやすいくなり、発芽率が高くなるのでぜひ試してみてください。
2-6.種まき
アサガオの種まきに適した時期は5月〜6月です。
種まきの仕方は指で土に1.5cmほどの穴を掘り、そこへ種まきをしてから土を被せます。
水やりをして土を湿らせれば種まきの完了です。種まき後の管理方法ですが、種が乾き過ぎないように、土の表面が白っぽくなっていたら水やりをしてください。
2-7.摘芯・芽かき
アサガオでグリーンカーテンを作りたい人は、発芽後に本葉が8枚以上になった頃に摘芯をします。
摘芯をすることで子づるが増え、葉と花の数も増加するからです。
ただし、できる限り背を高く育てたいという人は、摘芯ではなく芽かきを行います。
新しい子づる発生するごとに芽かきをしていくことで、大輪の花も期待できるでしょう。
2-8.手入れ
基本的な手入れは花がら摘みです。
アサガオの花をそのままにしておくと、やがて種をつけ、栄養がそちらに行ってしまいます。
次の花も咲きにくくなるので、花が萎れてきた頃を見計らい、花がら摘みをしていくことが大切です。
2-9.支柱
アサガオはつるを伸ばして成長するので、支柱やネットに誘引して育てていきます。
ホームセンターや園芸ショップでは、グリーンカーテン用のネットやあんどん仕立てにできるリング支柱などが販売されているので、こちらもぜひ活用してみましょう。
3.まとめ
今回はアサガオの育て方を解説しました。
アサガオは種から育てる場合、芽切りをすることで簡単に発芽します。
その後の育て方は、水やりさえ忘れなければすくすくと成長してくれるはず。
ぜひ好みの花色を見つけて、美しいアサガオの花をたっぷり鑑賞してみてください。