サブツリーを選ぶなら? おすすめの樹木5選をご紹介

「サブツリー」とは、住宅などの建物の象徴となり景観を華やかにする「シンボルツリー」の引き立て役になる樹木をいいます。

サブツリーの基本は、お庭や玄関までのアプローチの空間で、人の目に留まりやすい場所に植えること。

また、シンボルツリーが常緑樹の場合はサブツリーを落葉樹に、 シンボルツリーが落葉樹の場合はサブツリーを常緑樹にすることが一般的とされています。

ガーデニングスペースに余裕があり、お庭の空間をもう少し彩り豊かにしたいと考えているなら、サブツリーを植えてみませんか?

今回は、サブツリーになるおすすめの樹木5選をご紹介します。

アセビ

https://www.instagram.com/p/BqcGaKMD4vi/

アセビは日本、台湾、中国東部を原産地とするツツジ科の常緑低木です。

代表的な品種は「クリスマス・チア」、「フォレスト・フレイム」、「リュウキュウアセビ」など。

アセビは3~4月頃に小さな壺状の花を枝先からぶら下げるようにして咲かせます。

昔から和風の庭にあう樹木とされてきましたが、 昨今ではツヤのある葉、明るい花色で洋風の庭でもよく使われています。

特徴は寒さ、強さ、日陰、乾燥、潮風に強いこと

また生長速度が遅いので、 剪定などの手間がかからないというメリットもあります。

植える場所を選ぶ時は、なるべく西日や直射日光の当たらない場所を探しましょう。

また花、葉、枝にはグラヤノイド、アセボトキシンなどの毒が含まれています。

直接口する機会はあまりありませんが、覚えておきましょう。

フイリアオキ

https://www.instagram.com/p/Bh3Y124gbFy/

アオキは日本を原産地とするミズキ科の常緑樹

「フイリアオキ」とは葉に模様がついていない「アオキ」に白い斑点が入ったものを指します。

緑と白の美しいコントラストがサブツリーとしておすすめできる理由です。

フイリアオキの他にも、黄色の斑点を持つ「シロノミアオキ」、 亀の甲羅のような模様を持つ「亀甲葉アオキ」などがあります。

葉に模様の入っていない品種は緑色の艶が鮮やかなことから和風の庭で多く使われています。

一方斑点や模様の入った品種は洋風の庭で好まれる傾向にあります。

アオキの強みは日当たりの悪い場所でも元気に育つこと。

日光の当たりが悪く、植える樹木がない時は、フイリアオキがおすすめです。

雌雄異株なので複数のフイリアオキを植えて上手くいけば、冬の初めに赤い実を見ることができますよ。

サザンカ

https://www.instagram.com/p/Bs-BAClAzqP/

西日に強い樹木の選択に迷っているなら、サブツリーの定番ともいえるサザンカがおすすめです。

庭の景色が少し寂しくなる10~12月の時期にかけて花を咲かせる貴重な植物ともいえるでしょう。

品種や個体にもよりますが樹高は約2~6m。

西側に植えることで西日による建物の劣化を防いだり、室内の気温上昇を抑制したりする効果があります。

西日対策として植える時は水枯れに注意しましょう

水枯れをおこすことで蕾や花が咲かなくなる可能性が出てくるので、 特に植え付けから2年未満の場合は充分な水やり、2年以上経過しているものは土が乾燥していれば水をたっぷりと与えてください。

品種が多いことで知られるサザンカは、白、ピンク、赤、複色などその花色や雰囲気の種類も多岐にわたります。

建物や庭の景色にあわせて、お好みの品種を見つけてみましょう。

https://youtu.be/BogkeOvEdIk

エリカ

https://www.instagram.com/p/Bs76et7Han4/

エリカは常緑性の低木で、その多くは成長しても1m以下にとどまります。

背丈がないのでサブツリー以外にもグランドカバーとしても活用することができます。

エリカ魅力は枝にびっしり咲かせる小さな花姿と開花時期の長さ

黄色、ピンク、白、紫など品種によって多様な色を持ち、 また花の形もスズランに似た形や筒状のものなど様々で、いずれも庭を賑やかに彩ります。

開花時期は春、夏から秋、冬、不定期など種類によって異なります。

日本国内の市場では40~50種類が流通していますので、どの品種のエリカが庭に合うのか色々試してみましょう。

ユスラウメ

https://www.instagram.com/p/BjpPu4LHfQZ/

今回ご紹介する中で唯一食べられる果実を実らせるのが「ユスラウメ」です

果実の見た目はサクランボによく似ていて、甘酸っぱい味が特徴です。

初夏の梅雨の時期ごろになると果実を収穫することができます。

ユスラウメは落葉性なので、庭に樹木を植えることで季節感を感じたい場合におすすめです。

育てる上で注意することは、水はけの良い土壌に植えてあげること。

湿気を嫌いますので、日光の当たる風通しの良い場所に植えてあげましょう。

剪定も徒長した枝を切る程度ですので、手間もそれほどかかりません。

ユスラウメの果実は生で食べることもできますが、ジャムやソース、果実酒などで楽しむこともできます。

ユスラウメの果実を沢山収穫することができたら、是非チャレンジしてみてくださいね。

植栽計画を立てる上で重要なことは、植えたい樹木が庭の環境にマッチしているかどうか、ということでしょう。

建物の雰囲気や周りの植物との兼ね合いも重要ですが、 日当たり、風通し、土壌、気候、水などの観点からも十分考慮して、サブツリーを選んでくださいね。

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花を元気に! 水あげ方法基本の5つをご紹介

「部屋に飾った切り花を少しでも長く持たせたい」「花の美しさを少しでも持続させたい」
となった時に施しておきたい水あげ

切り花を花瓶に入れるとき、アレンジメントするときなど、ひと手間かけることで花の生命力が随分と変わってきますよ。

今回は、代表的な水あげ方法5つをご紹介します。

水折り

https://www.instagram.com/p/Bg4lIYaBc3R/

水折りは数ある水あげの中で最も代表的な方法です。

どのような花材を扱う場合でも、基本的には最初に水折りを行いましょう。

水折りで用意するのは、両手を入れることができる大きさのある容器です。

ボウル、洗面器、バケツなどがよいでしょう。

清潔な環境で行うことが大事ですので、容器は綺麗なものを使ってください。

また洗面台を直接利用するときも同様です。

・容器の中に水を張り、花材を浸して水中で茎を折る
・折る場所は根元から少なくとも5センチ以上
・両手の親指の爪を茎に当てて、一気に向こう側折る
・折り切れなかった時は、茎をねじり切る
・切断した後の花材はすぐに他の水の張った容器に移す

茎を切断することができたら、少なくとも2秒以上はそのまま水に浸しておきましょう

茎の断面は切断された瞬間に触れているものを吸う性質があります。

すぐに空気中に断面を触れさせないのは、このような理由があるからです。

茎を折ったときに、断面がボサボサになり、ささくれが出来ていれば成功です。

ちょっと見た目は悪いかもしれませんが、ささくれができることで水を吸い上げる表面積が広がり、花材にとっては良い結果となります。

 

水切り

https://www.instagram.com/p/Bg3MG8tB3JK/

水切りは水折りと同様に花材の茎を水中で切断する水あげ方法です。

水折りとの違いは切断時にハサミを使用すること

両親指の爪で切ることができないような細い茎、太い茎、しなりすぎている茎などに有効です。

水切りに適した花材は、コスモス、アネモネ、パンジー、ポピー、チューリップなど。

水折りに挑戦して上手にできなかった場合は、水切りをしてみましょう

大きめの容器に水を張り、中に花材を入れたまま茎をハサミで切断します。

このとき注意することは、断面を広くするため、できる限り斜めに切断すること

水を吸い上げる表面積を広くすることで、吸い上げる水の量を増やすのが狙いです。

また、使用するハサミは清潔で切れ味の良いものを使いましょう。

汚れたハサミを使用することで、バクテリアが花材を痛めることも。

また、切れ味の悪いハサミは切断時に茎を押しつぶしてしまうこともあります。

使用したハサミはアルコールなどを利用して、必ず汚れを落としておきましょう。

 

湯上げ

https://www.instagram.com/p/BUEGZeEDm12/

 

湯上げは物理的な方法を利用した水あげです

熱いお湯に茎を浸し、中にある空気の泡を外に出して真空状態を作ります。

次に冷たい水に浸して花材を冷やすことで生じる圧力を利用して水を吸わせる方法です。

適する花材はシャクヤク、ひまわり、バラ、オミナエシなど。

どのような花材にもある程度の効果を発揮しますが、特に野花系統の植物が適しています。

・新聞紙で束にした花材を包む
・60度以上のお湯に根元を浸す(一呼吸おくくらいの時間)
・すぐに冷水の入っている容器に1時間以上浸す

花材を新聞紙で包む理由は、根元以外の花や葉などに湯気が当たらないようにするためです。

包む時は茎や葉の間に隙間ができないようにすることが重要ですので、あらかじめ不要な下葉は処理しておきましょう。

熱湯に浸す茎の長さは3~4㎝。

花材の種類にもよりますが、一呼吸をおくくらいの時間浸すことが基本で、
根元の色が熱で変化したら引き上げのサインと考えてよいでしょう。

冷水に浸した後は新聞紙を外し、花材が水を吸い上げていることが確認できたら成功です。

 

燃焼法

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燃焼法は湯上げと同様の物理的効果を利用した水あげ方法

熱いお湯ではなくバーナーなどの強い熱を利用することから、その効果は湯上げよりも高いとされています。

また、焼かれた根元は活性炭フィルターに似た効果を発揮するので、
浸した水を浄化する役割を持ち、花材にとって好都合となります。

湯上げできる花材のほとんどに燃焼法は通用しますが、
特に適しているのは茎の表面がかたく水気をあまり含まないシャクヤクやバラなど。

反対に茎の内部の水気が多く太いものは、燃えるのに時間がかかるため適していません。

燃焼法は湯上げの時と同じく、根元以外に熱が伝わらないようにするため、花材の束を新聞紙でくるみましょう。

根元をハサミでまっすぐ切断し、バーナーを利用して根元1~5㎝の範囲を炭の状態になるまで焼ききってください。

根元を焼く時は花を下向きにして、熱は側面からあてるようにしましょう。

燃焼が終わったら用意しておいた冷水に1時間から半日冷水に浸しますが、茎の半分以上を水に浸しておくことがポイントです。

逆さ水

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逆さ水が適しているのは、アイビー、スプレーマム、ハーブ、コスモスなどのキク科、
またはハーブ類のような葉の数が多くて蒸れやすい花材です。

葉の裏側に霧吹きで水をかけることにで、根から吸い上げた水の蒸発を防ぐことを目的として利用されている水あげ方法です。

逆さ水は深さのある水に花材を浸す水あげ方法の「深水」ができない時に利用するとよいでしょう。

花材を束にして下に向け、葉の裏から霧吹きで水を与えましょう。

葉の表面に水をかけないのは、繊細な葉が水の重さによって下に向かないようにするため。

水を吹きかけるときは、花に水がかかってダメージを与えないように注意してください

充分に水を与えたら花材を持っている腕全体を使いながら、水気を切り根元を残して全体を新聞して包みましょう。

根元は水切りを施して水揚げをし、ある程度の深さのある容器に移しましょう。

1時間経過したら再び別の深い容器の中で茎を1~3㎝切り戻し、状態を見ながら3時間から一晩水につけておきましょう。

 

まとめ

部屋に飾る花はなるべく長く、きれいな状態でいてほしいですよね。

水は花にとっての命です

水あげ方法は花の種類によって異なりますので、注意してくださいね。

 

 

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エアプランツを育てよう! 育て方のポイント5つをご紹介

お庭の景観が寂しくなるこの季節。

お家の中でエアプランツを育ててみませんか?

エアプランツは、西インド諸島、アメリカの中央から南部にかけた地域の、
砂漠や山の中に自生している常緑の多年草植物です。

土を必要とせず、株の表面から空気中の水分を吸収して生長します。

種類によっては上手に育てると、花を見ることもできますよ。

今回は、お部屋の中で気軽に育てられるエアプランツの育て方についてご紹介します。

 

エアプランツの種類

沢山の種類があるエアプランツですが、大きく分けると「銀葉種」と「緑葉種」があります。

「銀葉種」の特徴は葉の表面が少し白っぽくみえること。

これは、葉の表面にトリコーム(葉を覆う毛)が付着していることが原因です。

トリコームが葉にあることで、水分を吸収しやすいこと以外にも、
暑さや乾燥に強くなるなどのメリットがあります。

また、トリコームが葉の表面を覆っていることで、エアプランツの葉の色彩が美しくなると言われています。

銀葉種のエアプランツでは、「チランジア・ストレプトフィラ」や「チランジア・イオナンタ」、
「チランジア・ウスネオイデス」などが人気です。

一方、「緑葉種」の特徴はツルツルとした手触りです。

トリコームがない分、銀葉種に比べて直射日光や乾燥に弱いので、多めに水分を与えることがポイントです。

https://www.instagram.com/p/BZP4y7xnfYR/

https://youtu.be/qHNWSv87_nQ

エアプランツの選び方

エアプランツは容易に購入することができる植物です。

実際自分の目でみて購入るすなら、100均やホームセンター、
観葉植物などを多く取り扱う専門店へ出向くとよいでしょう。

また、近くに店舗がない場合はネットショップを利用するのも方法の一つです。

どの植物にも言えることですが、購入する時は元気なものを手に入れたいですよね。

エアプランツを選ぶ時のポイントは、以下の3点です。
・葉色が綺麗で変色していない
・株を持った時に重みを感じる
・株元がしっかりしている(柔らかいものやスカスカしているものはNG)

必要な量の日光が当たり、きちんと管理されているエアプランツの葉は綺麗な緑色をしています。

アブラムシなどの害虫の被害や病気にかかっている時は、
葉色が茶色や白、黄色く変色している場合があるので気をつけましょう。

また、株元が腐っているものや、
水分を含んでいないことで重みを感じないエアプランツは健康的に育っているものではありませんので注意しましょう。

https://www.instagram.com/p/BpmfVp7h57I/

https://youtu.be/zElPBc3vT8Q

エアプランツに適した環境

エアプランツは耐暑性に優れ、水分の少ない砂漠地帯や濃い霧がでるような場所に生えている植物です。

直射日光を嫌う特徴があり、あまり強い光に当てると葉焼けを起こす可能性が出てきます。

そのため、家の中でエアプランツを育てる場合は
日光の当たる部屋のカーテン越しに置き場所を確保してあげるとよいでしょう。

屋外で育てる場合も同様に、適度な日なた(遮光率30~50%)が適しています。

自然界以外の環境で育てる時は、日光以外に水も重要な要素の一つです。

先述の通り、エアプランツは空気中の水分を吸収して成長する植物ですが、
家の中で育てる場合は、定期的な水やりが必要です。

https://www.instagram.com/p/BbbveRcAro_/

エアプランツの水やり方法

エアプランツの主な水やり方法は、ミスティングとソーキングの2種類です。

それぞれの水やり方法をご紹介します。

ミスティング

ミスティングとは、その名の通り霧吹きなどで水を与える方法です。

エアプランツにミスティングをする頻度は、週に2~3回が目安

夏の気温が高い時期は、夕方以降に気温が下がってから行うようにしてください。

ただし、猛暑の熱帯夜などはエアプランツが腐ってしまうこともありますので、
エアコンなどで温度調節をし、控え目に水を与えましょう。

秋口から春にかけての気温が比較的低い季節の場合は、
日中の気温が上昇しているうちにミスティングをおこないましょう。

特に真冬はエアプランツが休眠期に入るので、1週間に1回くらいの頻度でかまいません。

どの季節にも共通することは、エアプランツがしっかり濡れるほどたっぷりと水を吹きかけることです。

 

ソーキング

ソーキングとは、容器に水をはりその中にエアプランツを浸す水やり方法です。

月に1~2回、数時間が目安

ただし、株が元気な様子であれば行う必要はありません

株が萎れかけて元気がない場合や、
ミスティングをするのを長期間忘れていた場合などにソーキングをするとよいでしょう。

注意することは、ソーキング後はエアプランツをきちんと乾燥させること。

適度に風が通る場所に置いて、株が腐るのを防いであげましょう。

https://www.instagram.com/p/BJly-tDBTLF/

エアプランツの飾り方

自然界におけるエアプランツは、株元に小さな根を活用し、岩などに活着する習性をもちます。

飾る方法は多様にありますが、素焼きの鉢と活着できる素材を用意してあげることで、
安定してエアプランツを育てることが可能です。

エアプランツが活着する素材には、水はけの良い軽石や扱いやすく汎用性の高いバークなどがおすすめです。

他にも、保湿性に優れた水苔も活用が可能です。

市販されている水苔を水で戻し、水分をある程度取り除いたら軽くエアプランツに巻き付けましょう。

鉢の中央に設置したら、エアプランツの周辺をさらに水苔で埋めていきます。

この時、鉢底に用意した鉢底ネットとエアプランツを紐で結んで固定してあげると活着しやすくなりますよ。

エアプランツは繊細な造りのものが多いので、優しく丁寧に取り扱ってくださいね。

https://www.instagram.com/p/BkuL6epnM-v/

https://youtu.be/_nILTxTMzmg

まとめ

限られたスペースでも緑を感じることができるエアプランツ。

飾り型を工夫すれば、お部屋の雰囲気がぐっとオシャレになりますね。

手軽に購入することができますので、色々なエアプランツを試してお気に入りを見つけましょう。

https://www.instagram.com/p/Bk6VzSsHUSl/

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お正月を華やかに!年始を彩る植物5選をご紹介

日ごとに日没の時間が早くなり、年の終わりが近づいてきましたね。

庭のお手入れも徐々に落ち着いてきたところでしょうか。

年末年始の準備に向けて忙しくなる中、お正月に向けてお花の用意をする方も多いことでしょう。

今回は、年始を彩る縁起のよいお花を5つご紹介します。

葉牡丹

葉牡丹がおめでたい花として使われるのは、その花色に由来します。

品種にもよりますが花色には主に、赤、紫、ピンク、白、紅などがあり、
紅白を連想させることから、おめでたい花として使われています。

品種は大きく分類すると3種類。

葉の端が細かなフリルのように見える「ちりめん系」
細い葉に深い切れ込みがある「さんご系」
キャベツのような形をした「丸葉系」です。

特に丸葉系は東京丸葉系と大阪丸葉系に分かれ、
あまり詳しくない方でも葉牡丹といえばこの形が思い浮かぶのではないでしょうか。

花色以外にも、「慈愛」「祝福」「利益」「物事に動じない」など花言葉から、
お祝い事として人に送る花としても使われています。

葉牡丹はガーデニング初心者でも育てやすく、お正月用に育てる場合は寄せ植えにして、
水引や竹などをアレンジするとお祝いごとの雰囲気が一層高まるでしょう。

https://www.instagram.com/p/Bqr-lK2n7gI/

南天

南天が縁起が良いとされる理由は「難を転ずる」という意味があるからです。

また、「良い家庭」「福をなす」の花言葉や実の赤い色に厄除けの力があるとされていることも理由です。

寒い時期に赤い実をならせる南天は、地植えや鉢植えで育てることができ、
乾燥や病害虫に強い、剪定を嫌うなどの理由から、それほど手間がかかる庭木ではありません。

また、背丈も1~4mとそれほど大きくなく、中にはオタフクナンテンなどグランドカバーに使える品種もあります。

植える場所を選ぶ時は、直射日光の当たらない半日陰になるような場所を選びましょう。

注意点は1つ、鳥による実の被害です。

実が段々熟していくと、全て鳥に食べつくされてしまうこともあります。

南天には有毒成分があるので、鳥が食べているからといって口にしないようにしてくださいね。

https://www.instagram.com/p/Bq5iaOiHsBe/

福寿草

黄色い花がトレードマークの福寿草
2~4月(旧暦のお正月のころ)が開花時期にあたり、
どの花よりも一番先に春の訪れを告げることから縁起の良い花とされています。

自然に育てた場合、お正月に開花することはありませんので、
年始に飾りたい時はハウス栽培などで店頭に並んでいる福寿草を購入すると良いでしょう。

また、自分で育てる場合は花芽が出てきたら1ヶ月ほどそのまま寒い外で栽培し、
室内に取り込んで温度調整をすることで、お正月に咲かせることもできるとされています。

寄せ植えをして既述の南天と組み合わせることで「難を転じて福となす」となることから、
おめでたさの相乗効果が増すと言われています。

https://www.instagram.com/p/BkhK98rBoHg/

お正月に定番で使われる菊。

和風の結婚式などで菊が利用されているのもよく見かけますよね。

「菊はお葬式や法要などで使われることもあるけど大丈夫?」と思う方もいるでしょう。

菊はおめでたい時もそうでない時も使われる花です。

国花として位が高く位置づけられており、「不老長寿」「福がくる」「良い子に育つ」などの言い伝えもあることから、
縁起の良い花として多くの場面で使われています。

お祝いごとで菊を飾る時は、忌み事でつかわれる輪菊と小菊は避けましょう。

お正月に使う菊のおすすめは、可愛いらしい丸い形をした「ピンポンマム」明るい花色の多い「スプレーマム」

両者とも多彩で、他の花と合わせやすいことや、優しく華やかな雰囲気を作り出すことから様々な場面で多用されています。

https://www.instagram.com/p/Bq5rx2zFkQf/

椿

お正月に飾る赤い椿には躍動感白い椿には格調の高さを感じますよね。

椿は東南アジア、日本や中国を原産とする常緑樹。

冬でも元気に緑色の葉をつけるほど生命力が強く
繁栄の象徴や魔除けの力を持つ縁起の良い木として知られています。

また、飛鳥時代から椿油が使われていたほど、日本では古い歴史のある植物です。

ただ、地方によっては忌木で認識されている場所もあります。

椿の首から上の花全てが、ポロっと落ちるその様子が「打ち首」を連想されることから、
江戸時代の武士の間では椿を避ける風習も存在していたことは確かです。

椿は暑さや寒さ、耐陰性に強い木で背丈は大きくなると20mくらいになることもあります。

庭で立派な椿を育てたい場合は、適度に広い場所に植えつけてあげましょう。

小さい椿を手にいれたい時は、ネットなどで販売されている鉢植えがおすすめです。

正月用の小さなしめ縄に飾りつけたり、花瓶にいれて楽しんだりしてみましょう。

https://www.instagram.com/p/Bq3YK3XnDZk/

まとめ

門松や注連飾り、鏡もちなどの正月飾りは12月の26日から28日に飾り付けをするのが良いとされています。

急いで大晦日の31日に飾ることは、「一夜飾り」と言われ、
急いで準備することがお葬式を連想させることや神様に失礼にあたることから縁起が悪いとされています。

また30日は旧暦の31日(大晦日)に当たることから、同様の理由で避けるとされています。

29日を避ける理由は、「二重の苦しみ」という意味があるから。

ただ、29日は「フク(福)」と考えることができるので良い日と考える地域も存在しています。

忙しくなる年末ですが縁起の良い花を用意して、清々しい気持ちで新年を迎えましょう。

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本格的な冬が来る前に確認!春に向けてのお庭のお手入れ5つをご紹介!

段々と気温が下がり、寒い季節がやってきましたね。

夏に咲く花や落葉樹などの木々は、冬にかけて休眠期に入ります。

お庭の景観が少し寂しくなる季節ですが、暖かい季節に向けて寒い時期にもお手入れが必要です。

今回は、冬に済ませておくべき庭のお手入れ5つをご紹介します。

落ち葉掃除

秋になると自分の家の木以外にも、
近所の家にある木や街路樹から舞い込む落ち葉の多さに悩む方も多いのではないでしょうか。

落ち葉が発酵することで質の良い腐葉土ができるから、落ちた葉はそのままにしておいても良いのでは?との考えもありますが、
ガーデニングを楽しむお庭の場合、落ち葉掃除は必須です。

発酵した落ち葉が1㎝分の腐葉土を作り出すのに必要な時間は約100年。

庭に落ちた葉をそのままにしておいても、すぐに発酵することは残念ながらありません。

また、濡れたままの落ち葉を放置しておくことで、葉が腐ってしまうことも。

他にも落ち葉を掃除しないことで地面に日光が当たらず、
下にある草や花などの生長に影響が出る、害虫が越冬しやすい場所になるなどの可能性が出てきます。

乾燥した落ち葉掃除には竹箒が一番便利です。

雨などで濡れた落ち葉には、竹箒とちりとりを使うと葉を地面から剥がしやすくなりますよ。

特に砂利などの上に落ちた落ち葉には、吹き飛ばしながら吸い込むブロワバキュームがとても便利。

ネットや店舗などで販売されていますので、楽に掃除を済ませたい場合は購入するとよいでしょう。

https://www.instagram.com/p/Bp6vbvLFevS/

冬剪定

https://www.instagram.com/p/BeAbLmfng9j/

冬の剪定が必要な樹木には、サルスベリ、キンモクセイ、モミジなどがあります。

常緑広葉樹や落葉樹は冬になると休眠期に入ります。

休眠期に剪定をする理由は、植物にかかる負担が少なくて済むから

剪定をして風通しを良くすることで病害虫の予防、樹木の形が美しくなる、
余分な枝を切ることで必要な場所に栄養が行き渡り生長につながる、などのメリットがあります。

木の種類によっては、しっかり剪定して良いものと、控え目に剪定をするべきものに分かれますので、
事前にしっかりと下調べをしてから剪定作業に入りましょう。

ガーデニング初心者なら「どの枝を切ればいいの?」という疑問が湧いてくるかもしれませんね。

そんな時は、不要な枝を中心に切り落としていくとよいでしょう。

剪定が必要になる枝には種類があります。

花芽の付きづらい「徒長枝」、上に向かって伸びる「立ち枝」、逆の方向に向かって延びる「下がり枝」などは、
樹木の景観をみだし不要な栄養を吸収しますので、冬の間に剪定してしましましょう。

樹木の高さがある場合や、剪定量が多い場合はプロにお任せするとよいでしょう。

冬囲い

https://www.instagram.com/p/Bp3lvawlRYq/

冬囲いは雪が降るような寒い地域で見られ、冬の風物詩とも言えます。

庭木に冬囲いをする理由には、低い気温や寒風から植物を守る防寒対策、積もる雪の重みによる枝折れの防止などがあげられます。

ツツジなどの枝が細くて柔らかい植物には、全体に藁を巻き付け縄でしばる「縄巻き」が適しています。

また、木の背丈に関わらず3本以上の丸い竹を円錐状にして植物を囲み、縄で固定する「竹囲い」もよく見られる冬囲いの手法です。

他にも、低木の上に竹を格子状に組み張り巡らせる「竹棚」や、すのこ板を切り妻屋根に仕立てあげた「板囲い」などがあります。

秋口からホームセンターなどで、各種冬囲いに必要な材料の販売が始まりますので、必要であれば実際見てみるとよいでしょう。

春に向けての土づくり

秋に収穫が終わった家庭菜園に使った土をそのままにしていませんか?

限られたスペースで多くの野菜を育てた場合は、土がかなり消耗していると考えられます。

可能であれば、冬の間に土づくりをしておいて、来年の春に向けてたくさんの栄養を含んだ土を用意しておきましょう。

冬になったら野菜を植えた土を鍬などで良く土を耕しましょう。

耕した土の凹凸は平にせずにそのままにしておきます。

冬の寒さや風にさらす「寒ざらし」をして土を風化させることで、害虫の卵や幼虫の退治につながります。

「寒ざらし」を月に1回のスペースで行い、2月下旬頃になったら苦土石灰または石灰、堆肥を土に施しましょう。

https://www.instagram.com/p/BnKYdMZF_pK/

寒肥

https://www.instagram.com/p/Be1lBj9lTKT/

「かんごえ」と読みます。

冬の間(12~2月)に庭木や植物に与える肥料を指し、一般的には油かすや堆肥などの有機質肥料を施します。

寒肥を与えることで、暖かくなってからの生長を促し、綺麗で元気な花を咲かせることにつながります。

寒肥の特徴はゆっくりと効き目がでること。そのため速効性はありません。

樹木の大きさによって異なりますが、
幹から少し離れた場所(幹の太さ×3~5倍の位置)に20~30㎝の穴を掘り、肥料を入れるのが一般的な方法です。

この時、木の根や幹を傷つけないように注意しましょう。

また、スペースに余裕がある場合は、穴の場所は毎年変えるとよいでしょう。

忙しいガーデニングの時期が過ぎて一息つきたいところですが、冬の時期にもした方が良いお庭の手入れは沢山あります。

春になってまたガーデニングを楽しみたいなら、ちょっと寒さは我慢してお庭に愛情を注ぎましょう。

植物の種類によって剪定や冬囲いの方法は異なりますので、今一度下調べをしてから行うようにしてくださいね。

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