コニファーの栽培方法6ポイント! 鉢植え栽培のコツも合わせてご紹介

冬の寒い時期も緑を楽しめるコニファーは、洋風はもちろん和風のガーデンにもマッチする常緑樹。


「コニファーってどんな種類があるの?」


「コニファー栽培は難しい?」


これからコニファーを植えようと予定しているなら、このような疑問をもつ方もいらっしゃるでしょう。


そこで今回はコニファー栽培の基本として、育て方のポイントを6つに分けてご紹介します。

◆コニファーはどんな植物?

一口にコニファーといっても、日本で栽培できる品種は200ほど。


日本以外では数万にものぼる品種があるといわれています。


またコニファーという呼び名はヨーロッパに自生する針葉樹の総称で、イチイ科・マツ科・ヒノキ科・ナンヨウスギ科など多くの科目が含まれています。


そのため同じコニファーでも色や形は多種多様。


コニファーの色や形の特徴を見てみましょう。


・色………緑・青緑・黄緑・黄金・銀緑青・濃緑・班入りなど

・樹形………円筒形・円柱形・ロケット形・円錐形・匍匐型など

・樹高………数十センチ~20メートル位

◆コニファーの人気種

ここではコニファーの人気3種をご紹介します。

・ゴールドクレスト

葉の色が明るい緑色で、クリスマスツリーなどにも活用されています。


庭を明るく華やかな雰囲気にしたい人におすすめ。


コニファーの中でも人気品種です。

・シルバースター

狭円すいの樹形、旺盛な分枝、星型の枝先が特徴。


耐陰性があるため「半日陰の場所しかない」という方にもおすすめです。

・ブルーカーペット

コニファーをグランドカバーとして使いたい人におすすめ。


暑さ、寒さに強く丈夫なため、初心者でも育てやすい品種です。

◆コニファーの購入と植え付け

コニファー栽培を始めるなら、園芸店でポット苗を購入する方も多いかと思います。


苗の購入では、可能なかぎり品質のよいコニファーを選ぶのが大切。
良い苗の条件は次の通りです。


・葉の変色がなく、色艶が良い

・ポットの下から根が出ていない

・葉がきちんと繁っていてみずみずしい

・葉に触れても簡単に落ちない

・枝が軟弱ではない


ポットで購入した苗は季節を問わず植え付けが可能です。


ただし夏場のムレや乾燥は好まないので、できるだけ春または秋に植え付けてあげましょう。


鉢植えにするなら苗よりも一回り大きな鉢に、庭に植えるなら深さ2~3倍の穴に植え付けます。


また複数を地植えにするなら、品種による高さや幅を考慮して間隔を決めてください。

◆コニファーの好む環境

コニファー栽培ではきれいな葉色を出すためにも、基本的に日光が当たる場所を選びましょう。


ただ品種(ヒノキ科・スギ科)によっては半日陰のような場所でも育ちます。


土壌は保湿性、排水性、有機性に富んだ土質が好み。


また鉢植えで育てるなら、観葉植物用に市販されている土でも構いません。

◆コニファーの栽培管理

・水やり

植え付け直後の水やりは、鉢植え地植えともに根付くまで十分な水やりが必要です。


根付いた後の水やり方法は次のとおりです。


・鉢植え………土の表面が乾いたら十分に与える・夏は朝夕、冬は午前中が適している


・地植え………降雨のみで育つ

・肥料

肥料やりはコニファーの成長度、葉の色艶に良い影響を与えます。


鉢植えにしたコニファーには、頻繁な水やりで肥料が流れてしまわぬように緩効性肥料がおすすめです。


地植えで育てるコニファーには、2月頃に化学肥料を元肥として与え、生育が悪い場合や、大きく育てたいなら7月ごろに追肥しましょう。

・剪定

いつ見ても樹形が整い、剪定いらずのイメージがあるコニファーですが、品種によっては成長するにしたがい樹形が乱れ、剪定が必要な場合もあります。


深く刈り込む「強剪定」の適期は3~4月の春先。


この時期の剪定は新芽が出る前なので、大幅に枝を切っても成長に影響を与えません。


対して「軽剪定」の適期は真夏を除く6~10月。


不用意に伸びすぎた枝を手で摘み取る程度にとどめましょう。


なお剪定時のハサミは、枝を茶色く変化させないためにも、セラミック製を使用してください。

◆コニファーの植え替え

鉢植えで育てているコニファーの場合、2~3年ごとの植え替えが必要です。


理由は、コニファーの大きさが鉢に見合わないと保水性、排水性が悪くなり根詰まりを起こす可能性が出てくるから。


植え替えは、春先から秋に一回り大きな鉢に根を崩さないようにそっと植え替えるのがポイントです。

◆コニファーが茶色くなる原因

コニファー栽培で多い悩みごとに「葉が茶色になり枯れる」現象があります。


これは湿気によるムレ、夏の暑さ、金属に触れたなどが原因です。


残念ながら枯れた部分はほぼ復活しませんので、茶色く変化した枝は手でそっと摘み取りましょう。


また枝全体の葉が枯れているなら、枝の生え際からカットしてください。


本来きれいな緑色をしているコニファーならすぐに色の変化に気が付きますが、元々の葉色が黄色系のコニファーの場合、枯れ始めに気づかない場合もあります。


見た目では分かりづらい品種では、実際に葉を触って水分不足になっていないかどうか確認してみましょう。

◆さいごに

今回は一般的なコニファー栽培についてご紹介しましたが、コニファーは品種によって適切な環境や栽培方法が異なります。


お気に入りの品種を見つけたら、必ずその品種に見合った栽培法を確認しておきましょう。

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プランターで育てよう!イチゴ栽培の植え付けから収穫までのコツ6つ

ジャムやケーキ、ジュースなど子供から大人まで人気のイチゴ。


日本国内では越冬が可能、手軽に育てられる果物として家庭菜園で人気があります。


でもいざ収穫してみると「甘くない」「実が小さい」「かたい」などの上手くいかないことも。


そこで今回は、美味しいイチゴを収穫するための育て方を6つのポイントに分けてご紹介します。

1 イチゴの種類と苗の購入

家庭菜園で育てるなら、ホームセンターなどで販売されている苗を購入するのが一般的。


ここで一度、イチゴの種類について確認しておきましょう。


・一季成り品種

1年の中で収穫時期が1回(春から初夏)のイチゴを「一季成り品種」といいます。


代表的な品種は、女峰・とちおとめ・紅ほっぺ・とよのか・章姫など。


よく耳にするイチゴの品種の多くが一季成り品種で、家庭菜園でも育てやすいとされています。

・四季成り品種

収穫が春と秋の2回できるイチゴを「四季成り品種」といいます。


代表的な品種は、桃娘・夏姫・ルビーアン・天使のイチゴなど。


以前は一季成りイチゴよりも収穫量やランナーが少ない、味が劣る、実が小さいとされていましたが、品種改良によって一季成りイチゴに劣らず美味しい品種が誕生しています。


店頭で苗を選択するときのポイントは以下の通りです。


・葉に色艶がある
・株や根がしっかりしている
・クラウン(葉柄の付け根)が大きい
・病害虫が発生していない


苗は晩秋(10月中旬~11月上旬)に出回りますが、春先に花の咲いた苗を購入してもよいでしょう。

2 イチゴのプランターへの植え付け

苗が用意できたら、早速植え付けていきましょう。


苗(花の咲いていない)の植え付け適期は10~11月頃


イチゴが好むのは肥料持ちと水はけの良い土ですが、プランターで育てるなら野菜用培養土を利用すると手間がかからず便利です。


苗は約60センチのプランターで1~2株、鉢栽培をするなら7号サイズで1株が目安。苗をプランターに植え付けるときのポイントは以下の通りです。

・ウォーターベースを残すようにして土を入れる
・イチゴのクラウンが少し見える状態になるように植える


なおイチゴ栽培は日光に当てることが大切なので、午前中に日がしっかりと当たる場所に置きましょう。


ただし、夏場の直射日光やエアコンの風が直接当たる場所は厳禁。


移動させて、株や葉が弱らないように注意してください。

3 イチゴの水やりと追肥

晩秋に植え付けたイチゴは冬になると休眠します。


「水やりは必要ないのでは?」と思われがちですが、春が近づくにつれて成長するので適宜水やりが必要です。


また春以降の成長期は毎日土の表面を観察し、乾いているようであればプランターの底から水が溢れ出るくらいにしっかりと水分を与えましょう。


ポイントは株元に優しく水をかけること。


高い位置から水やりをすると土が跳ね返って病害虫を引き起こすことがあるので、注意が必要です。


野菜用培養土を利用した場合は、土に元肥が含まれているので植え付けからしばらくの間は追肥をする必要がありません。


元肥の効き目が切れる目安は約1ヶ月ですが冬場のイチゴは休眠しているので、成長を始める2~3月ころと花が咲き始めるころの2回、液体肥料、固形肥料など使いやすいもので追肥してあげましょう。

4 イチゴの人工受粉

3月中旬ごろになるとイチゴは白くて小さな花を咲かせます。


地植え栽培であれば風や昆虫などが花粉を運んでくれることがありますが、特にベランダ栽培では自然受粉が期待できないので人工受粉をした方が確実です。


人工受粉のポイントは次の通りです。

・時間帯は花粉が出やすい午前中におこなう
・柔らかい筆や綿棒を使う
・花の中心にあるのが雌しべ、雌しべを囲んでいるのが雄しべ
・筆などで花粉をとり雌しべにつけるときは、丁寧にまんべんなく当てる

5 イチゴのランナー処理

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#家庭菜園徒然トピックス pic① イチゴ🍓のランナー整理 目印に子苗に白ビニールテープ、孫苗に赤ビニールテープ、ひ孫はテープ無し 子苗が11、孫苗が19、ひ孫が3、締めて33苗 ランナー伸びたらポットに誘引してたらこんなに増えてしまった😅 どうしよう pic② カボチャ🎃にうどん粉病発生😱 前の日は何も異常が無かったのに翌朝見ると、葉が真っ白 😨 広がる前に抑えるべく何度も薬まいた 今は小康状態 早く晴れ間☀️が欲しい pic③ 中玉フルーツトマト🍅の袋栽培チャレンジ しばらく芽🌱が出ず諦めてたのが発芽 トマト🍅は飽和状態なのでどうしようかと思案してた 植える場所もないし、ポットを買うのも💴がかかるから袋栽培に 初挑戦👊 #家庭菜園 #夏野菜栽培 #袋栽培 #袋栽培トマト #イチゴのランナー #イチゴ増殖中 #うどん粉病との闘い #homegrownvegetables #homegarden #vegetablegardening

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人工受粉が終了したら収穫といきたいところですが、その前にランナー(株元から出ている細い茎)をチェックしておきましょう。


というのは、ランナーの数が多いと栄養分が実に行き渡らずに収穫量が減る原因になるからです。


伸びたままになっているランナーはハサミを使って株元近くでカットしておきましょう。


元気な苗であれば収穫後にもランナーは伸びてきます。


ランナーには親株(元になる株)から発生する、子株・孫株・曾孫株・玄孫株がありますが、孫株と曾孫株の本葉が3~4枚になったら切り落とし株ごとポットに植え付けて増やしていきましょう。


移植は植え付けと同様に10~11月ころにおこなってください。

6 イチゴの収穫とその後

一季成りイチゴの収穫時期は5~6月ころ


人工受粉をおこなってから約1ヶ月経過すると実が熟してきます。


赤く変化した実が食べごろになったらヘタの少し上からカットしていただきましょう。


熟した実をそのままにしておくと腐り、病害虫を引き起こす原因になるので注意してください。


イチゴは多年草なので、同じ場所で翌年も栽培や収穫を楽しむことができます。


収穫後は放置したままにせずに、水やり・追肥・日光の当たり具合の観察をしながら夏越しさせてあげましょう。


イチゴは年数が経過するにつれて収穫量が少しずつ減少していきます。


でも今回ご紹介したようなランナーを活用して株を増やしていけば、長年に渡って栽培を楽しめる果物です。


イチゴ栽培で難しい管理はありませんので、家庭菜園でまだ挑戦していない方はイチゴ栽培を試してみてはいかがでしょうか。

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まだ間に合う!? 7月からでも植え付け可能な植物5選

春に蒔いた種や植え付けをした苗の花が咲き出すこの季節。
「もっと庭に植物を増やしたいけれど、7月からでも遅くない?」なんて疑問が出てくることもあるでしょう。

今回は、7月からでも育てられる植物5つをご紹介します。参考にしてくださいね。

コスモス

スラッと伸びた茎の先に可憐な花を咲かせるコスモスは、秋の花の代表ともされるメジャーな植物。
ガーデニング初心者でも簡単に育てることができ、開花時期は6~11月と長く楽しめることが特徴です。
種まきの適期は3~7月下旬で、春先から梅雨の時期あたりから苗の販売もはじまります。

栽培ポイントは移植をしないこと。
コスモスは太い根を真っ直ぐ下に向かって伸ばす(直根性)特性があるので、植え替えをするとストレスがかかります。
地植え・鉢・プランター全てで栽培できますが、移植だけは避けるようにして育てましょう。

一般的にコスモスの花色はピンクや白がメジャーですが、近年の品種改良により現在では多彩な種類が出回っています。
その中でもオススメは、黒みがかった赤のシックな花色と名前の通りチョコレートのような香りが個性的な「チョコレートコスモス」です。
是非、お庭のアクセントとして活用してはいかがでしょうか。

西洋朝顔

江戸時代に大流行した朝顔は、西洋のみならず日本においても長い歴史のある植物。
小学生の時に学校で育てた経験のある方も多いのではないでしょうか? 

朝顔には「日本朝顔」と「西洋朝顔」の2種類があり、7月に種まきをするなら西洋朝顔を選びましょう。
特徴は日本朝顔よりも成長が早く、樹勢が強いこと。
また、開花時期も日本朝顔よりも遅く、場所によっては8月下旬~11月下旬まで花を観賞することができます。

西洋朝顔はツルの伸びが活発なことから、「グリーンカーテン」としても活用が可能。
使用している鉢の近くに、支柱を数本設置してネットを張りましょう。
ツルをネットに誘導するポイントは、本葉が5~6枚になったら摘芯をすること。摘芯の結果、わき芽から子づるが出てきますので、上手にネットに誘導すると緑のカーテンが広がります。
花色は紫・白・青・赤など。涼しげな雰囲気を作りたいならブルーに白色の班が入った「フライングソーサー」という品種がおすすめです。

ストック

持ちやすい太い幹にボリュームのある花を咲かせるストックは、冬から春にかけて切り花で活用されることが多い植物です。

一重咲きが元々の姿ですが、長年にわたる品種改良で切り花用の八重咲きやさまざまな花色など、随分と種類が豊富になりました。

日本国内での種まきは温暖地と寒冷地に限り8~9月上旬が適期。残念ながら寒地や寒冷地(主に北海道や東北地方)では3月中旬~4月下旬までが種まき、開花は6~7月の時期なので夏からの栽培はできません。

ストックの一番の特徴はカーネーションに似た甘い香りを放つこと。
そのため、高級感を感じさせる花として多くの人に認識されています。
品種は高性オールダブル種・グローリー系・ラブミー系・クリスマス系・キスミー系など。
室内や寄せ植えなどコンパクトに育てたいときは、分枝性に優れ開花も早い「矮性種のキスミー系」を選んで育てるとよいでしょう。

インパチェンス

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「アフリカホウセンカ」の別名を持つインパチェンスは、夏から秋にかけてオレンジ・白・ピンク・赤などさまざまな色の花を咲かせる植物です。

アフリカを原産地とするため耐寒性が低いので本来は多年草ですが、日本で育てるなら一年草として扱いましょう。
寒地や寒冷地では苗の植え付けが7月初旬まで可能。
花が咲いた後は、10月初旬くらいまで開花を楽しむことができます。

栽培ポイントは風通しの良い半日陰で育てることと、連作は避けること。
湿った土壌を好むため、地植えで育てているときに元気がないようだったら、朝か夕方の涼しい時間帯にたっぷりと水を与えましょう。

八重咲きを育てるなら「カルフォルニアローズ」や小型の「フェイスタオーレ」、一重咲きを選ぶなら「パッチワーク」や「サンパチェンス」などの品種が有名です。

サルビア

背丈の高い品種だと160㎝位までの高さまで伸びるサルビア。
真っ赤な花色の品種「スプレンデンス」を想像する方も多いかと思いますが、他にも白・紫・ピンク・複色など、サルビアも花色が豊富。

開花時期は5~10月と長いのも特徴で、公共施設や個人宅に関わらず寄せ植えや花壇などで昔から多用されてきました。
サルビアは種から育てることもできますが、ゴールデンウィークあたりから苗の流通も始まりますので、茎や葉に力があり、つぼみの数が多いものを選んで育てると楽でしょう。
苗の植え付けは遅くとも7月の中旬あたりまで。

栽培ポイントは花が一段落したら「切り戻し剪定」をすることです。
夏の暑さで体力を消耗させたサルビアを秋以降に復活させるためには、株の約半分の量を8月までに切り戻しするとよいでしょう。
ただし、遅い時期に植え付けをしたサルビアは「花がら摘み」だけで十分。
切り戻しした後は、少しの間寂しい状態になりますが、多くのわき芽がでて再び沢山の花が復活します。

日本は地域によって気温の温暖差が大きく、今回ご紹介した植物は、地域によっては夏植えができない場合もあります。
種や苗の注意書きをよく読んで、ガーデニングライフを楽しんでくださいね。

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